かんざんじロープウェイ

かんざんじロープウェイ

静岡県浜松市中央区の舘山寺と大草山を結ぶ、遠州鉄道が運営するロープウェイです。浜名湖の内湾「内浦」を跨ぐように設置されており、日本で唯一湖上を渡るロープウェイとして知られています。施設の事業者は遠州鉄道ですが、実際の運営は同社の子会社である遠鉄観光開発が行っています。

概要

かんざんじロープウェイは、全長723メートルで、最大勾配は15度26分、標高差は94メートルあります。3線交走式（2支索1曳索）という方式を採用しており、秒速7メートルで運行します。所要時間は約3分45秒です。ゴンドラは2基あり、それぞれ定員49名です。

かんざんじ駅は遊園地「浜名湖パルパル」に隣接しており、大草山駅は「浜名湖オルゴールミュージアム」のすぐそばに位置しています。これらの観光施設へのアクセス手段としても利用されています。

運賃とチケット

普通運賃は大人片道400円、小人は半額です。往復割引はありませんが、浜名湖パルパルや浜名湖オルゴールミュージアムの入園券とのセット券が販売されています。また、えんてつカードを利用することで、乗車券購入時にえんてつポイントが付与されます。

歴史

かんざんじロープウェイは、1960年12月15日に遠鉄観光開発（旧法人）によって営業を開始しました。1999年4月24日にはリニューアルオープンし、現在の姿となりました。2011年10月1日には、遠鉄観光開発（旧）が遠州鉄道に合併したことに伴い、事業主が遠州鉄道に変更されました。ただし、運営は引き続き遠鉄観光開発（新）に委託されています。2016年8月には、台湾最大の湖である日月潭にあるロープウェイ「日月潭䌫車」と包括的友好協定を締結しました。

駅情報

かんざんじ駅: 北緯34度45分49.7秒 東経137度37分2.6秒
大草山駅: 北緯34度46分11.6秒 東経137度37分13.9秒

関連情報

かんざんじロープウェイは、日本の索道の一つであり、周辺には舘山寺温泉や舘山寺などの観光スポットがあります。詳細な情報については、公式サイトを参照してください。

かんざんじロープウェイ公式サイト

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