ぎんぎら!ボンボン!

『ぎんぎら!ボンボン!』の概要

『ぎんぎら!ボンボン!』は、1972年の10月8日から12月31日まで、日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組です。この番組は全13回にわたって放送され、毎週日曜日の18:30から19:00までの枠でオンエアされました。

この番組は、人気番組『シャボン玉ホリデー』の後番組としてスタートしました。主要スポンサーは牛乳石鹸であり、番組は歌、コント、さらにはクイズを交えた多彩な内容が特徴的でした。音楽的な要素も重要視されており、人気作曲家の都倉俊一や、ザ・ワイルドワンズのメンバーである植田芳暁などが参加したZOOがこの番組に関わっていました。

また、司会者にはこの番組が芸能界デビューとなった志村けん（当時の活動名は志村健）とともに、井山淳が務めました。彼らは、ザ・ドリフターズの付き人で構成されたユニット「マックボンボン」のメンバーでもありました。両名はテレビの前でその魅力を発揮し、多くの視聴者に笑いを届けました。

しかし、残念ながら『ぎんぎら!ボンボン!』は年内に終了することとなりました。その後、牛乳石鹸が新たに提供する番組『シャボン玉ボンボン』が同じスポンサーでスタートし、土曜日の19:30枠で放送されることになりました。この新しい番組でも、志村けんは引き続き出演し、そのキャリアをさらに広げることとなりました。

1978年に発行された牛乳石鹸の社史『牛乳石鹸共進社70年の歩み』の中には、『ぎんぎら!ボンボン!』の写真が掲載されています。これによって、番組が公開形式であったことが確認でき、さらに後継番組である『シャボン玉ボンボン』にも次のページで触れられています。

このようにして見ると、『ぎんぎら!ボンボン!』は短い放送期間ながらも、日本のバラエティ番組の歴史の一部を刻む存在でした。そして、志村けんや井山淳といった有名な芸人たちのキャリア形成にも寄与した意義深い番組であると言えるでしょう。バラエティ番組の多様性とその中での表現力は、時代の変化に合わせて進化し続けており、『ぎんぎら!ボンボン!』もその流れの中で忘れがたい一幕を演じた番組だったと言えるのです。

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