くり万太郎のオールナイトニッポンR

『くり万太郎のオールナイトニッポンR』は、2009年 3月30日からニッポン放送の深夜番組『オールナイトニッポンR』内で放送されていたラジオ番組です。ニッポン放送をキー局として、NRN系列の一部と独立局のラジオ関西にネットされていました。放送開始当初はJRN系列のCBCラジオでも放送されていました。

パーソナリティ

パーソナリティは、元ニッポン放送アナウンサーのくり万太郎（本名：高橋良一）が務めていました。くり万太郎はかつて『オールナイトニッポン』のパーソナリティも担当しており、番組終了後には『くり万太郎のサンデー早起き有楽町』を担当していました。

概要

この番組が開始されるまで、月〜木曜の深夜は斉藤安弘による『オールナイトニッポンエバーグリーン』、金曜深夜は『オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR』が放送されていましたが、この番組の開始により月〜金曜の番組編成が統一されました。

『オールナイトニッポンエバーグリーン』と同様にリクエスト番組でしたが、同番組が1950年代〜1980年代の楽曲を中心としていたのに対し、この番組では最新のヒット曲も取り上げ、若い世代もターゲットにしていました。リクエスト曲はフルコーラスで放送されていました。

オープニングでは、『オールナイトニッポンエバーグリーン』のように前のパーソナリティへの挨拶はせず、西暦と元号、日付、曜日、時間を述べた後、フリートークから始まりました。

くり万太郎が担当することで、平日の深夜27時台は『オールナイトニッポン』黎明期を支えた斉藤安弘から、1970年代の黄金期を支えたくり万太郎へと引き継がれることになりました。また、2003年秋以来5年半ぶりに『オールナイトニッポンR』を冠した番組が月〜金曜深夜に復活しました。

放送開始からの歴史

2009年6・7月：KBCラジオがネット局クレジットから一時的に外れる（放送は継続）。
2009年7月31日：毎月最終金曜日が『はるのオールナイトニッポンR』に変更。
2009年9月9日：ザ・ビートルズのリマスターCD発売を記念し、全曲ビートルズナンバーを放送。
2009年10月23日：金曜深夜枠の終了が告知され、11月から月〜木の放送となる。
2010年4月1日：CBCラジオがネットを打ち切る。
2010年4月5日：熊本放送が27時台のネットを開始。
2010年6月10日：ニッポン放送の放送時間がフルネット（29時まで）になることが告知される。
2010年 6月24日：FIFAワールドカップ中継のため、一部地域を除き放送時間が短縮。
2010年10月7日：ジョン・レノンの生誕70周年を記念し、4時台は全て彼の曲を放送。
2010年10月18日：ビートルズの赤盤・青盤リマスター盤発売記念として、全曲その中のナンバーを放送。
2011年12月1日：2012年3月末で番組が終了することが発表される。
2012年3月27日：最終回に大瀧詠一がゲスト出演。
2013年9月8日：2020年夏季オリンピック開催地決定に関する特別番組として一夜限りの復活。

番組内容

ゲストは事前告知なしにサプライズで登場することが多くありました。

主なコーナーは以下の通りです。

オープニング：ネット局の読み上げからスタート。
1曲目：放送開始から2010年8月まではザ・ビートルズ、その後は桑田佳祐の楽曲が中心。後にリクエスト枠として開放。
2曲目：「今週の歌」として、最新アルバムやシングルの楽曲を放送。
ゲストコーナー：ゲストがいる場合のみ。

曜日ごとのコーナーもありました。

月曜：「アルバム紹介」
火曜：「映画を観ましょう」
水曜：「7つの推薦」
木曜：「本を読みましょう」、「この街でこの唄を」

過去には、「本気のコーナー」、「フォークビレッジ」、「1枚のラブレター」といったコーナーも存在しました。

ネット局と放送時間

放送時間：毎週月 - 木曜日 27:00 - 29:00
* ネット局：ニッポン放送、ラジオ関西など

過去にはCBC中部日本放送もネットしていました。

番組は、数々の特別番組や放送休止を挟みながら、2012年3月まで放送されました。

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