斉藤安弘

斉藤安弘（さいとう やすひろ）

斉藤安弘は、1940年生まれの日本のフリーアナウンサーで、ニッポン放送の元アナウンサーです。愛称は「アンコー」で親しまれています。

経歴

神奈川県横浜市出身で、神奈川県立横浜平沼高等学校、中央大学法学部法律学科を卒業後、1964年にニッポン放送に入社しました。同期には宮田統樹アナウンサーがいます。

1967年にスタートしたニッポン放送の看板番組「オールナイトニッポン」で、初代パーソナリティとして一躍有名になりました。同期入社の亀渕昭信アナウンサーとのコンビ「カメ＆アンコー」は人気を博し、「水虫の唄」を大ヒットさせ、深夜放送ブームを巻き起こしました。

「オールナイトニッポン」降板後は、『朝はおまかせアンコーです!』などのワイド番組を担当しましたが、1986年に管理部門へ異動し、アナウンサー職を離れました。その後、1992年からフジサンケイグループ傘下の株式会社彫刻の森で管理部長兼常務取締役を務め、2003年に退任しました。この間、管理部門への異動や単身赴任生活を経験し、苦労も多かったようです。

2003年にアナウンサーとして復帰を果たし、長年の職を離れてからの復帰は異例でした。同年7月には『ブロードバンド!ニッポン』を担当し、新番組『オールナイトニッポンエバーグリーン』の開始にも携わりました。同番組では、録音放送が多い中、木曜日の当直で生放送を担当し、臨時ニュースを報じたり、スポーツ中継終了後の時間調整でスタジオから生放送をしたりするなど、キャスターや臨時のパーソナリティとして活躍しました。復帰当初はアナウンサールームのホームページに記載されていませんでしたが、2006年4月1日から掲載されるようになりました。

斉藤アナウンサーは、2004年に離婚し、その後15歳年下の元全日空のCAと再婚しています。再婚相手は、自身の番組のリスナーで、飲み友達だったパイロットの紹介で知り合ったそうです。再婚相手は、女子美術大学で博士号を取得し、大学で色彩論を教えている研究熱心な女性です。家事は分担しているそうです。

2005年3月には、NHK『ラジオ深夜便』の特番に出演しました。また、2006年には、元TBSアナウンサーの榎本勝起との対談が雑誌に掲載され、付録CDには特別番組も収録されました。

2009年3月にニッポン放送を定年退職しましたが、その後も嘱託社員として番組を担当しました。現在は、芸能リポーターの東海林のり子さんと共に『現場の東海林です。斉藤安弘アンコーです。』という番組に出演しています。2人の年齢を合わせると172歳になるそうです。

出演番組

現在の出演番組

現場の東海林です。斎藤安弘アンコーです。(TBC,KBS2局ネット)

過去の担当番組

斉藤安弘のオールナイトニッポン
西銀座で歌謡曲
アンコーのワイド歌謡曲
朝はおまかせアンコーです!
お早ようアンコー何かいいことありそうな
ニッサンラジオ・プラザ
ラジオデー 広げようラジオの魅力
ザ・ホットライン ヨコハマろはす　木曜日レギュラーゲスト
斉藤アンコーの朝まで待てない
ブロードバンド!ニッポンフライデースペシャル「5時はおまかせアンコーです!」
あの時君は若かった〜フォーエバーヤングニッポン
オールナイトニッポンアゲイン
オールナイトニッポンエバーグリーン
ゴールドミッドナイトトラフィック ニッポン放送交通情報
宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD（交通情報担当）

CM

再春館製薬所

その他

映画『宇宙怪獣ガメラ』（1980年） - アナウンサー役
全日本空輸（ANA）機内放送「オールナイトニッポンクラシックス」

コラム執筆

アンコーの遊楽帳（夕刊フジ水曜日発行分）


斉藤安弘は、ラジオ界の伝説的な存在として、現在も多くのファンに愛され続けています。

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