ぐるっとBUS

富山市内周遊ぐるっとBUS（grutto BUS）

富山市内周遊ぐるっとBUS、通称ぐるっとBUSは、富山地方鉄道が運行する有料の周遊コミュニティバスです。このバスは、2015年4月1日から運行が始まり、主に美術館や博物館、観光施設などをめぐるための交通手段として利用されています。以前は富山市が運行していた「富山ミュージアムバス」がその役目を担っていましたが、ひとつのバスとして新たに生まれ変わりました。

背景と運行開始

2015年3月14日に北陸新幹線が開通したことを受けて、同年度の4月1日に富山市から委託を受けた富山地方鉄道がぐるっとBUSを運行することを発表しました。それにともない、富山市の「富山ミュージアムバス」が役目を終え、運賃が200円程度に設定されました。運行コースもほぼ同様ですが、観光地や文化施設が追加された一方で、一部の施設が廃止されるなどの見直しも行われています。

運賃と特典

運賃は運行開始時には大人200円、小人100円で、2021年にはそれぞれ10円値上げされました。さらに、富山軌道線（市内電車）とぐるっとBUSを1日乗り放題で楽しめる1日フリー乗車券も販売されています。この乗車券を提示すれば、特定の施設で入館料が割引になる特典もあります。

周遊ルートと運行便

ぐるっとBUSには北西回りルートと南回りルートの2つがあり、それぞれが富山駅を起点として循環運行します。2021年時点では、北西回りが4便、南回りが3便運行されています。ここでは、各ルートがどのような施設を巡るのかを簡単にご紹介します。

北西回りルート

1. 富山駅（南口）2番バス停
2. 富山県美術館
3. 富岩運河環水公園
4. 樂翠亭美術館
5. 富山駅北口
6. 富山市民俗民芸村
7. 富山県水墨美術館
8. 高志の国文学館

南回りルート

1. 富山駅（南口）2番バス停
2. 秋水美術館
3. 富山市科学博物館
4. 廣貫堂資料館
5. 富山市ガラス美術館・富山市立図書館（TOYAMAキラリ内）
6. 富山城址公園

両ルートは相互に交差しており、効率的に市内の文化施設を訪れることができます。これろんが、富山市内を訪れる観光客や地元の住民にとって魅力的な要素の一つと言えるでしょう。

まとめ

富山市内周遊ぐるっとBUSは、観光施設を効率的に巡回できる便利な移動手段であり、地元の文化や芸術に親しむ良い機会を提供しています。運賃を支払うことで、観光スポットを手軽に訪れることができることや、乗車券の割引特典も利用できるため、観光を計画する際には非常に役立つ存在です。富山市を訪れた際には、是非ぐるっとBUSを利用してみてはいかがでしょうか。

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