さいこう日本

さいこう日本（さいこうにっぽん）について

「さいこう日本」は日本の政治における自由民主党の議員グループで、主に甘利明を中心とした構成になっています。このグループは、2011年6月に甘利が設立したもので、派閥を跨いだ横断的な性質を持っています。特に、甘利がかつて会長代行を務めていた山崎派から多くのメンバーが集まっていることが特徴です。これにより、彼自身の新しい派閥の形成に関する観測も存在しています。

甘利明は、安倍晋三が自由民主党総裁に就任した際、政調会長として重要なポジションを務めることが期待され、山崎派を離脱することになりました。しかし、彼はその後も山崎派には戻らず、自らのグループを強化し続けました。

2017年2月、甘利とその忠実な側近である田中和徳、山際大志郎、中山展宏、福田峰之の4人は、麻生派に属する為公会への入会を承認されています。これにより、彼らはさらなる影響力を持つこととなりました。

さらに、2021年10月に設立された第1次岸田内閣では、メンバーから4名が重要な閣僚として参加し、甘利自身は岸田文雄を支持しながら幹事長に就任しました。しかしこの立場にはリスクも伴い、彼の過去の不祥事が再燃することとなり、2021年10月末には衆議院議員総選挙での落選を余儀なくされ、比例復活にとどまりました。結果として、甘利は幹事長を辞任することとなりました。

その後も、同年11月に発足した第2次岸田内閣においては、松野と金子、山際の3名が引き続き閣僚として務めました。これにより、さいこう日本は岸田内閣においても影響力を保ち続けています。

メンバー構成

「さいこう日本」の衆議院議員のメンバーは合計17名で、彼らは日本の政治において重要な役割を果たしています。また、かつて所属していたメンバーも存在し、以下がその一覧です：

• - 大野功統（第46回衆議院議員総選挙を機に政界引退）
• - 川口順子（第23回参議院議員通常選挙を機に政界引退）
• - 小泉昭男（第24回参議院議員通常選挙を機に政界引退）
• - 福田峰之（第48回衆議院議員総選挙の直前に自民党を離党）
• - 佐藤ゆかり（第49回衆議院議員総選挙で落選）
• - 金子原二郎（第26回参議院議員通常選挙を機に政界引退）

このように、さいこう日本は自由民主党内での派閥の一つとして存在し、過去のメンバーと共に日本の政治の舞台で影響を及ぼし続けています。

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