中山展宏

中山展宏（なかやま のりひろ）

中山展宏は、1968年9月16日生まれの日本の政治家であり、自由民主党に所属する衆議院議員です。彼は神奈川県からの選出で、これまでに4期を務めています。政治においては、国土交通副大臣や外務大臣政務官などの重要な役職を歴任しており、特に経済安全保障に関する政策に強い関心を持っています。

来歴

中山は兵庫県西宮市で生まれ、現在は神奈川県川崎市に居住しています。彼の教育は、香川大学教育学部附属高松中学校、香川県立高松高等学校、そして青山学院大学理工学部を経て、早稲田大学大学院ファイナンス研究科専門職学位課程に進みましたが、中退しています。卒業後は勧角証券で債券ディーラーとして働いた後、江崎洋一郎の公設秘書としてキャリアをスタートさせました。

2009年の衆議院議員総選挙において、彼は神奈川9区から立候補したものの、民主党の笠浩史に敗れました。しかし、2012年に再度挑戦し、比例南関東ブロックから復活当選を果たしました。その後も、2014年、2017年、2021年の選挙で比例復活により、議席を維持してきました。特に国土交通副大臣としては、災害対策や水管理、土地政策、交通システムなど多岐にわたる分野での役割を果たしています。

政策・主張

中山は経済安全保障の分野で特に活発に活動しています。彼は「ルール形成戦略議員連盟」の事務局長を務め、政府に対して経済、外交、安全保障を統合した組織の設立を提言しました。また、中国との経済関係についても警戒感を持ち、デジタル人民元の影響を懸念しているほか、日本の経済力を安全保障と結びつける重要性を強調しています。

彼はまた、国際機関における日本のプレゼンス向上の必要性を訴え、公正で透明性のある国際機関の設立を提唱しています。特に、中国の影響力を背景にした国際機関の人事に対して警鐘を鳴らし、日本人が重要なポストに就くことを目指しています。

人物・発言

中山は秘書時代の経験を重視し、政治における自己犠牲の重要性を語っていますが、過去には議会内での活躍が少なかったことが指摘されています。所属団体としては、日韓議員連盟や半導体戦略推進議員連盟など、幅広い分野での議員連盟に関与しています。

今後の政治活動において、中山展宏は経済安全保障や国際関係の視点から、日本の発展に寄与するためにさらなる活躍が期待されます。

もう一度検索