さめがめ

さめがめ

さめがめは、コンピュータゲームの一種で、パズルゲームに分類されます。ゲームの名称は、英語のゲームタイトル「SAME GAME」を日本語のローマ字読みで表現したものです。

ゲームのルール

ゲーム画面は升目状に区切られており、複数の種類の駒が配置されています。プレイヤーは、画面上の駒を一つずつ選択して消していきます。得点を競うゲームであり、より多くの駒を一度に消すことで高得点が得られます。

駒を消す際のルールは以下の通りです。

1. プレイヤーが選択した駒に隣接する同じ種類の駒は、同時に消えます。ただし、同じ種類の駒でも、孤立している場合は消すことができません。
2. 同時に消すことができる駒の数が多いほど、獲得できる得点が高くなります。
3. 駒が消えた場所の上にある駒は、下に落ちてきます。
4. 縦一列の駒がすべて消えると、その右隣の列の駒は左に移動します。
5. 消すことができる駒がなくなった時点でゲーム終了です。

例：


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│○▲□│
│○▲▲│
│□▲□│
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　↓▲を選択
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│○ 　 │
│○□　│
│□□　│
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歴史

さめがめの原型は、1985年に森辺訓章（もりすけ）氏が「月刊ASCII」に投稿した「ChainShot!」です。このゲームは、FM-8というコンピュータ向けに開発されました。その後、小日向敏行氏によってPC-9800シリーズに移植版が制作されました。

1992年には、福本栄治（響人）氏がUNIX版（HIUXM版）の『SAME GAME』をフリーウェアとして公開しました。同年11月には、馬渡栄一郎（K&M Software Corp.）氏によってMacintosh版「ChainShot！」がデスクアクセサリとして発売されました。同年12月には、吉岡わたる（W.Yossy）氏がPC9801版を公開したことで、草の根BBSを中心に全国的に広まりました。

1993年にはWindows版が、1994年には高橋健（KEN Takahashi）氏によるMacintosh版「まきがめ」、An More Night☆氏によるFMTOWNS版『猿亀（さるがめ）』が公開されました。

1995年には、プレイステーションでさめがめのルールを応用したゲーム『Break Thru!』が発売されました。1996年には、ハドソンから『鮫亀』という名称でスーパーファミコンに移植されました。この移植に先駆け、コマがマリオキャラクターになった『UNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョン』がパイロット版として制作され、イベントなどで使用されました。このバージョンでは、マリオ、タマゴ、コイン、キノコ、ファイアフラワーの5種類の駒が使用されています。

1997年には、ゲームボーイ版が『SAME GAME』の名称でハドソンから発売されました。2001年にはNINTENDO64ソフト『ボンバーマン64』、2003年には『ボンバーマンランド2 ゲーム史上最大のテーマパーク』に「さめがめ」として収録されています。

2007年には、ニンテンドーDS用ゲーム『わたしのリラックマ』に、さめがめの駒をリラックマのキャラクターにした「リラがめ」というミニゲームが収録されました。2009年には、Wiiウェア専用ソフトとして『さめがめWii』が配信されました。

また、Swell Foopというクローンゲームも存在し、UbuntuなどのLinuxディストリビューションの一部にバンドルされています。その他にも、Yahoo!ゲームの『ブロキシー（あにがめ）』、ハンゲームの『セイムパズル』、アニマロッタの『チェーンボンバー』など、数多くの派生作品が存在します。

その他

さめがめは、ソースコードが公開されているため、タイムアタック制やステージ制など、様々な要素を取り入れたバージョンが存在します。また、16064ドットのビットマップデータを駒として使用できるため、駒データのみを公開している作者も多くいます。

脚注

外部リンク

インターもりすけ（ルールの考案者のページ）
* うさちゃんのページ（漢字Talk 7.6版のソース公開）

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