しょうどしま丸

しょうどしま丸（Shodoshima Maru）

しょうどしま丸は、四国フェリーグループの小豆島フェリーによって運航されるカーフェリーであり、2017年に就航しました。過去には同名の船がいくつも存在しましたが、ここで取り上げるのは5代目のしょうどしま丸です。

船の概要

このカーフェリーは、第一しょうどしま丸の後継として藤原造船所（今治市大三島）で建造されました。2017年3月10日には、高松―土庄（小豆島）航路におけるサービスを開始し、本船の就航によって第一しょうどしま丸は宇高航路へ転配されました。また、他の船である第八十五玉高丸及び第八十七玉高丸を置き換える役割も果たしました。

しょうどしま丸は、ほぼ同等のサイズである第三おりいぶ丸（2012年竣工）や第五おりいぶ丸（2014年竣工）と似た仕様を持ち、実際にはこの第3の船として位置付けられています。

航路の運航状況

しょうどしま丸は、小豆島フェリーが運航する以下の航路に従事しています。

• - 高松港 - 土庄港（小豆島）: ここでは、しょうどしま丸を含む3隻の船が1日15往復を運航しています。このうちの1往復は、草壁航路から引き継いだ危険物搭載車輛専用便です。
• - 新岡山港 - 土庄港（小豆島）: こちらでは、国際両備フェリーと共に第七しょうどしま丸を使用して1日8往復（季節便あり）運航しています。

これまでの船舶の歴史

しょうどしま丸の歴史は長く、これまでに多くの船が就航してきました。初代のしょうどしま丸は1972年に竣工し、その後改名を経て1990年にフィリピンへ売却されました。また、3代目カーフェリーは1984年に就航し、1994年にはパナマに売却されています。このように、過去には様々な船名とともに航海していた歴史があります。

設計と設備

しょうどしま丸の設計は、高島屋スペースクリエイツによって行われ、船内にはバリアフリー化や車椅子対応のエレベーター、多機能トイレが設置されています。また、女性専用のトイレにはパウダールームも設けられています。このような配慮から、すべての乗客が快適に利用できるような設計がなされています。

船内のアメニティ

船内には、さまざまな座席タイプがあり、ソファー席、ボックス席、リクライニング席、バリアフリー椅子席、カーペット席など多様な選択肢が用意されています。また、売店も設けられており、旅のお供に便利な商品が手に入ります。

結論

しょうどしま丸は、四国フェリーが誇る重要なカーフェリーであり、歴史的な背景や独自の航路を持つことから、利用者にとっては欠かせない存在となっています。新しい設計のもと、機能性や快適性が考慮されたこの船は、地域の交通の大動脈としての役割を果たしています。

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