すかがわFM

すかがわFM（ウルトラFM）

概要

すかがわFMは福島県須賀川市を中心に放送を行うコミュニティ放送局です。2019年に開局したこの局は、福島県における7番目のコミュニティ放送として位置付けられています。その愛称である「ウルトラFM」は、創業者円谷英二が地元出身であることに由来し、市民が気持ちを込めやすい名付けがされています。
運営は公設民営形式で、須賀川市が放送局を整備し、株式会社こぷろ須賀川がその運営を担っています。こぷろ須賀川は須賀川市と商工会議所、地元企業の出資によって設立された第三セクターで、「まちづくり」を主な目的としています。

設備と放送内容

すかがわFMの本社は須賀川市東町の須賀川商工会議所に位置していますが、実際の事務所は開局直後に中町に移転しています。さらに、2021年には旧金美堂に再移転し、充実した放送環境を整えています。放送スタジオと送信所は須賀川市民交流センター「tette」にあり、ここで放送が行われています。
すかがわFMは86.8MHzという周波数で、主に須賀川市内の一部をカバーしています。インターネットによる配信も行われ、JCBAインターネットサイマルラジオで全世界へ発信されています。

歴史の歩み

すかがわFMの起源は、2011年に開局した臨時災害放送局「すかがわさいがいエフエム」に遡ります。この放送局は東日本大震災に対応する形で設立され、災害時における情報発信の重要性を再認識させました。2019年の開局までに、須賀川市はさまざまな準備を進めてきた背景があります。

• - 2011年

4月7日：すかがわさいがいエフエムが開局
8月7日：廃局

• - 2013年

5月2日：株式会社こぷろ須賀川設立

• - 2018年

1月11日：須賀川市民交流センターtetteの開業に合わせて開局発表
10月5日：特定地上基幹放送局の予備免許取得
11月12日：災害時の放送協定を締結

• - 2019年

1月8日：特定地上基幹放送局免許取得
1月11日：正式に開局
1月24日：事務所を旧地域交流館ボタンに移転

• - 2021年

4月15日：事務所を中町の旧金美堂に移転

番組編成

すかがわFMでは、さまざまな生放送番組が提供されており、朝から夜まで地域のニュースや情報、音楽をお届けしています。自主制作番組としては、以下のようなものがあります：

• - サンライズすかがわ（月曜 - 金曜 7:00 - 9:00）
• - THE DAY TIME（月曜 - 金曜 11:00 - 13:00）
• - サンセットRADIO（月曜 - 金曜 17:00 - 19:00）
• - 声の広報すかがわ（月曜 - 金曜 5:00 - 6:00）
• - おはなしのおくりもの（月曜 - 金曜 9:15 - 9:30）

また、他にも多種多様なプログラムが用意されており、リスナーが楽しめる内容になっています。トーク番組や音楽番組、朗読番組等を通じて、地域の魅力を発信し続けています。

結論

すかがわFMは、地域への愛着とコミュニティのつながりを大切にし、さまざまな情報を発信する重要な役割を担っています。
リスナーが参加しやすい番組編成や、地域に密着した情報提供を通じて、地域社会に貢献することを目指しています。今後も多くの人々に感動や楽しみを届け続けることでしょう。

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