すさみ南インターチェンジ

すさみ南インターチェンジ概要

すさみ南インターチェンジは、和歌山県西牟婁郡すさみ町に設置された紀勢自動車道の重要な接続点です。2015年の8月30日に開通し、地域の交通網に大きな影響を与えています。このインターチェンジは、本州最南端に位置する場所に近く、観光客にとっても利便性があります。

インターチェンジの設計とその背景

当初の計画では、すさみ南ICは串本方面への出入り口がないハーフインターチェンジとされる予定でした。しかし、地元住民の声を反映し、串本方面への入口が追加されることに決定されました。ただし、串本方面からの出口は設けられておらず、紀勢自動車道とすさみ串本道路を合わせた場合、すさみ南ICは「4分の3インターチェンジ」となる見込みです。これにより、交通の流れがスムーズに保たれることを目指しています。

主な接続道路

このインターチェンジは、紀勢自動車道に接続するとともに、和歌山県道36号上富田すさみ線とも交差しています。また、すさみ串本道路は現在事業中であり、将来的には南側の串本（くしもと）へもアクセス可能なルートが開設される予定です。2027年の夏には、すさみ南ICから串本ICとの間が開通予定です。

歴史的経緯

すさみ南ICの設置に関する具体的な動きは、2003年の12月25日に国土開発幹線自動車道建設会議で決定されました。これにより、南紀白浜ICからすさみ南IC間が新たに事業化されました。また、2014年度にはすさみ串本道路が正式に事業として認可され、建设が進められました。2015年にはIC名称が「すさみIC（仮称）」から「すさみ南IC」として正式に決定され、同年8月に開通を迎えました。

周辺の施設

すさみ南IC周辺には、いくつかの観光スポットや施設があります。特に「道の駅すさみ」は2015年9月に開駅しており、観光客の休憩場所として利用されています。また、すさみ町立エビとカニの水族館や、江住駅（JR西日本紀勢本線）なども近隣に位置しており、訪問者へ多様なアクティビティを提供しています。さらに、すさみ町立江住小・中学校もこの地域に存在しており、地元の教育環境も整っています。

料金と利便性

すさみ南インターチェンジは新直轄方式に基づいて運営されており、このため料金所は設置されていません。これにより、ドライバーは料金を気にすることなく、お手軽にインターチェンジを利用することができます。この利便性は、通行する多くの人々にとって大きなメリットとなっています。

まとめ

すさみ南インターチェンジは紀勢自動車道の重要な接続地点としてだけでなく、地域の観光促進にも寄与している貴重な場所です。周辺には豊かな自然や観光名所が点在し、多様な交通手段が整備されることで、地元経済においても重要な役割を果たすことが期待されています。

もう一度検索