ぜったい多数

映画『ぜったい多数』解説

1965年に松竹大船が配給した中村登監督による映画『ぜったい多数』は、曽野綾子の同名小説を原作とした青春映画です。主演は桑野みゆき、田村正和が務め、当時の若者たちの姿を描いています。山田洋次監督の『霧の旗』と同時上映されましたが、興行収入は期待に応えられませんでした。

あらすじ

物語は、大学生たちの青春模様を中心に展開されます。それぞれの登場人物が抱える悩みや葛藤、恋愛模様が複雑に絡み合い、青春時代の光と影を鮮やかに描き出しています。

キャスト

森暁子：桑野みゆき
秋山修司：田村正和
佐々木千香子：中村晃子
阿高賢三：石立鉄男
早川勲：早川保
大滝正紀：伊藤孝雄
女リーダー：倍賞千恵子、いしだあゆみ
リーダー：いずみたく
今泉助教授：北村和夫
下村老人：浜村純
野呂平太郎：柳沢真一
生瀬弥生：吉村実子
佐々木：二本柳寛
山根：青山宏
阿高の父：中村是好
矢野神父：河野秋武
大滝夫人：加藤治子
高杉教授：内藤武敏

豪華なキャストが、それぞれのキャラクターを魅力的に演じています。

スタッフ

監督：中村登
製作：深沢猛
原作：曽野綾子
脚本：権藤利英
撮影：篠村荘三郎
音楽：日暮雅信
* 美術：金子半三郎

実力派スタッフが集結し、作品を支えています。

評価と影響

『ぜったい多数』は、公開当時こそ興行収入は振るわなかったものの、青春映画としての評価は高く、時代を超えて愛されています。中村登監督の繊細な演出と、出演者の熱演が光る作品です。原作の持つメッセージ性を活かしつつ、映画ならではの表現を追求した意欲作と言えるでしょう。

まとめ

映画『ぜったい多数』は、青春時代の葛藤や希望を描いた作品として、今もなお多くの人々に感動を与え続けています。興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧になってください。

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