それいゆ (フェリー)

フェリー「それいゆ」の魅力と精緻な設備

それいゆ（仏: SOLEIL）は、東京九州フェリーおよび新日本海フェリーが運航する豪華なフェリーです。このフェリーは、三菱重工業長崎造船所で建造され、2021年7月1日に北九州を出発点として横須賀と北九州を結ぶ航路に就航しました。船名は北九州市の花であるヒマワリに由来しており、花言葉の「憧れ」から、船旅への期待感を引き出す意味も対外的に表されています。

進水式では、福岡県出身の歌手・小柳ルミ子が支綱切断を担当し、この特別な瞬間は多くの関係者にとって印象深いものとなりました。さらに、建造時には三菱造船と新日本海フェリーの共同によって日本財団のプログラムに応募し、無人運航技術の実証実験にも活用されました。2022年には新門司港から伊予灘までの約240kmでの第一回実証実験を成功させるなど、未来の船旅の可能性を示唆しています。

2022年11月3日から2023年5月6日までの間、新日本海フェリーの他の船とスケジュールを交代し姉妹船「はまゆう」と共に舞鶴・敦賀と小樽・苫小牧を結ぶ航路にもサービスを提供していました。このように、フェリー「それいゆ」は、様々な航路で多くの旅行者に利用される存在となっています。

良質な船内設備

それいゆでは、客室の多様性をもたらすために、様々なタイプの部屋が用意されています。船内最大の魅力の一つは、6階に位置するデラックスルームやステートルームです。特にデラックスルームは贅沢な空間を提供し、特別な旅行や大切な人との時間を楽しむのに最適です。また、大浴場や露天風呂、サウナ、シャワールームといったリラクゼーション設備も完備されており、旅の心身をほぐすための素晴らしい環境が整っています。

船内のアミューズメント

船内には、スクリーンルーム「Étoile」があり、映画やプラネタリウムの鑑賞も楽しむことができます。また、スポーツルームも完備しており、航海中も健康を意識したアクティビティを行うことができます。甲板部分は幅25メートルの広々とした空間で、特別なイベントやBBQ専用スペースも用意されており、開放感あふれる船旅を演出しています。

5階には、レストラン「ルミエール」やバーベキューガーデン、フォワードサロン「ゼフィール」など、食事や社交を楽しむための多彩な施設が充実しています。キッズルームも備えており、家族連れにとっても魅力的な選択肢となっています。また4階にはペット同伴可能な部屋やドッグフィールドもあり、愛犬と一緒に旅ができるところも大きなポイントです。

このように、フェリー「それいゆ」は先進的な技術と多彩な設備を兼ね備え、快適で楽しめる船旅を提供しています。ぜひこのフェリーを利用して、思い出に残る旅を体験してみてはいかがでしょうか。

もう一度検索