たかもり号

たかもり号

「たかもり号」は、熊本県熊本市と阿蘇郡高森町を結ぶ快速バスです。2003年10月に運行を開始しました。一部期間においては、宮崎県高千穂町まで延伸運行されたこともあります。

概要

かつて国道57号線経由で運行していた快速「たかちほ号」が前身です。その後、熊本～高森間を結ぶ普通バスとして運行されていましたが、一時廃止。2003年10月に俵山バイパス開通に合わせて、快速バス「たかもり号」として運行を再開しました。

2016年の熊本地震で俵山バイパスが不通になった際は、南阿蘇グリーンロードを経由する迂回ルートで運行しました。

運行会社

産交バスが運行しています。担当営業所は熊本営業所と阿蘇営業所です。

運行形態

停車停留所

阿蘇くまもと空港では、熊本市内行きは1番乗り場、高森行きは2番乗り場から発車します。
桜町BTでは、熊本行きは降車のみ、高森行きは乗降可能です。

所要時間

桜町BT - 高森駅交流施設間は約1時間48分です。

乗車券

全席自由席で、運賃は車内精算です。乗車券は、熊本駅前案内所窓口、桜町BT、阿蘇くまもと空港の自動券売機で購入できます。

SUNQパス（北部九州版、南部九州版、全九州版）、くまモンのIC CARD、羽田京急きっぷも利用可能です。また、下通繁栄会加盟店で配布される「下通交通券」も使えます。

2023年3月6日より、クレジットカードによるタッチ決済が導入されました。当初はVisaのみでしたが、後にJCB、American Express、Diners Club、Discoverにも対応しました。

沿革

2003年10月: 熊本～高森線快速バス「たかもり号」運行開始 (1日4往復)。
2005年5月: 益城インター口バス停を追加。
2006年10月: 揺ヶ池バス停を追加。熊本駅～熊本空港間の途中乗降が可能に。九州産交バスが運行から撤退し、産交バスの単独運行となる。
2008年2月: 熊本発着が西部車庫まで延伸。
2008年10月1日: 九州産交バスと宮崎交通が共同で熊本空港 - 高千穂線の運行を開始。
2009年8月1日: たかもり号の一部を高千穂まで延伸。熊本空港 - 高千穂線は上野・河内経由のみとなる。
2010年4月1日: 熊本空港 - 高千穂線廃止。たかもり号の高森～高千穂間延伸運行終了。
2011年10月1日: 「交通局前」・「高森下町」バス停を追加。「揺ヶ池」バス停は「萌の里・俵山登山口」に名称変更。
2012年3月25日: 全便「河原町経由」に変更。新たに「蓮台寺」バス停を追加。
2015年10月1日: 熊本交通センターの乗降場所を変更。
2016年4月15日: 熊本地震の影響で全便運休。5月9日から特別ダイヤで運行再開。
2016年7月15日: 1日3往復に減便。空港折り返し便を廃止。
2016年12月26日: 俵山バイパスの一部区間復旧により、一部区間の停車を再開。
2017年4月1日: 「風当」停留所を廃止。久木野庁舎前停留所の名称を「JA久木野給油所横」に変更。
2019年9月11日: 熊本桜町バスターミナルに乗り入れ開始。系統番号として「TM」が付与。
2019年9月14日: 俵山バイパス全面復旧により、「風当」停留所での乗降扱いを再開。
2021年4月1日: 熊本駅の乗り場を変更。
2023年3月6日: 運賃支払いにVisaのタッチ決済を導入。
2023年4月25日: タッチ決済の対応ブランドを追加。
2024年9月1日: 高森側の起終点を「高森駅」に併設された交流施設前へ変更。

運行車両

全車4列リクライニングシートのハイデッカー車両が使用されています。トイレは設置されていません。

かつては、一般路線バスの車両が使用されていたこともありました。現在は、ヒュンダイ・ユニバースが主に使われています。

熊本空港 - 高千穂線

熊本空港（阿蘇くまもと空港）と宮崎県西臼杵郡高千穂町を結んでいた特急バスです。2008年10月1日から2010年3月31日まで運行していました。

当初は九州産交バスと宮崎交通の共同運行でしたが、後に宮崎交通の単独運行となりました。

既存の熊本～延岡線（たかちほ号）と合わせて、熊本空港から高千穂までのアクセスが便利でした。

運行会社

宮崎交通が運行していました。2009年7月31日までは九州産交バスも担当していました。

運行経路

阿蘇くまもと空港－久木野庁舎前－高森中央－河内－上野－高千穂バスセンター

所要時間

河内経由で約1時間35分でした。

その他

SUNQパスは全九州版のみ利用可能でした。

注釈

外部リンク
産交バスポータルサイト・たかもり号時刻表
* ＳＵＮＱパス

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