たちばな天文台

たちばな天文台は、宮崎県都城市高崎町に位置する、地域住民や観光客に開かれた公開天文台です。この天文台は、高崎町がかつて「星が日本一きれいに見える町」として、複数回選出された実績を持つ美しい星空が観測できる場所に建設されました。

1991年10月5日に開館して以来、地域における天体観測の拠点として親しまれてきました。高崎町は2006年に都城市と合併しましたが、天文台の運営は第三セクターである高崎町星の郷総合産業株式会社（後に都城ぼんち地域振興株式会社に指定管理者が変更）によって継続されています。

天文台の主な施設・設備としては、以下のものがあります。

カセグレン式望遠鏡（口径50cm）: 主鏡と副鏡を組み合わせた反射望遠鏡で、高倍率での観測に適しています。
ケプラー式望遠鏡（口径20cm）: 凸レンズを対物レンズに使用した屈折望遠鏡で、明るくシャープな像を得ることができます。
シュミットカセグレン式望遠鏡（口径40cm）: 球面鏡と補正板を組み合わせた反射望遠鏡で、広い視野を確保できます。
ニュートン式望遠鏡（口径20cm）: 放物面鏡を主鏡とする反射望遠鏡で、天体観測によく用いられます。
デジタルプラネタリウム: ドームスクリーンに星空を投影する装置で、天候に左右されずに星空を楽しむことができます。
研修室: 天文に関する学習やイベントに利用できるスペースです。

開館時間は、月曜日から水曜日と日曜日は10:00から15:00まで、金曜日と土曜日、祝前日は10:00から15:00と19:00から22:00までです。木曜日は休館日です。また、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇中には、夜間特別開館も行われます。

所在地情報

住所: 〒889-4505 宮崎県都城市高崎町大牟田 1461－22
電話番号: 0986-62-4936

アクセス

JR九州吉都線高崎新田駅から徒歩約20分。
宮崎自動車道高原ICから車で約15分、都城ICから車で約20分。

周辺施設

ラスパたかざき（温泉施設）: 天文台の近くにある温泉施設で、観測の後にリフレッシュできます。
東霧島神社: 歴史ある神社で、天文台と共に観光を楽しむことができます。

たちばな天文台は、地域における天文学の普及と、観光振興に貢献する施設として、今後も多くの人々に利用されることが期待されます。星空の美しさを体験しに、ぜひ一度訪れてみてください。

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