たつねこ

漫画家、たつねこは1967年11月12日、東京都に生まれました。本名は山田雅人。タバコとコーヒーをこよなく愛する人物として知られています。彼の作品は、独特な世界観と繊細な描写で多くのファンを魅了しています。

妻は同じく漫画家として活躍する高河ゆん。夫婦揃って漫画家という、クリエイティブな家庭を築いています。ペンネームの「たつねこ」は、高橋留美子の代表作『うる星やつら』に登場するキャラクター「こたつネコ」に由来しており、漫画への深い愛情が感じられます。

漫画家になる前は、意外にもハウスマヌカンとして働いていた経歴を持ちます。その経験を活かし、1992年にはコミックマーケットのカタログ表紙を担当。さらに、オタク向けのファッション講座を執筆するなど、多岐にわたる才能を発揮しました。コミケという場を通じて、自身の経験や知識を共有し、多くの参加者と交流を深めたことは、彼の漫画家としての活動にも大きな影響を与えていると考えられます。

代表的な作品としては、以下のものがあります。

フランケンシュタインズ・プリンセス（月刊Gファンタジー、スクウェア・エニックス、全4巻）：ゴシックホラーの要素を取り入れた、独特な世界観が魅力の作品。
竜騎〈ドラグーン〉（月刊Gファンタジー、スクウェア・エニックス、全1巻）：ファンタジー要素とアクションを融合させた作品。
ペンデュラム（月刊Gファンタジー、スクウェア・エニックス、全4巻）：ミステリアスな雰囲気が漂う、サスペンス要素を含む作品。
そにょもにょ（2002年、コミックZERO-SUM、一迅社、全2巻）：日常をテーマにした、ほのぼのとした作品。
ドリマガドリちゃんのゲームレビュウ（ドリマガ、ソフトバンククリエイティブ）：ゲーム雑誌での連載。
ゆきの咲くにわ（2008年、まんがぱれっとLite、一迅社）：季節感あふれる、美しい情景描写が印象的な作品。

また、イラストレーターとしても活動しており、コバルト文庫の作品で挿絵を担当しています。

図書館戦隊ビブリオン（挿絵、コバルト文庫）
機械の耳（挿絵、コバルト文庫）

たつねこの作品は、多岐にわたるジャンルを網羅しており、その独特な世界観とキャラクター造形は、多くの読者を魅了し続けています。漫画家としての活動に加え、イラストレーターとしても才能を発揮し、幅広い分野で活躍しています。今後の作品にも期待が高まります。

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