たつの市立龍野東中学校

たつの市立龍野東中学校

たつの市立龍野東中学校は、兵庫県たつの市に位置する公立の中学校です。この学校は、およそ70年余りの歴史を持ち、地域の教育の発展に貢献しています。学校の沿革を振り返ると、1947年に設立され、当初は神岡村立神岡中学校、龍野町立龍野中学校、小宅村立小宅中学校の3校としてスタートしました。その後、1951年に龍野市が設立されたと同時に、これらの中学校は新たに龍野市立として改称されました。

中学校の設立当初から、文部省の方針に基づく統廃合が議論されており、1956年頃からは龍野市内でも統合に向けた審議が始まります。しかし、地域の生徒数の違いや差別意識の影響などもあり、1957年には統合案が撤回されるなど、様々な波乱を経ました。

1960年代には、施設の火災や老朽化問題が浮上し、再び学校統合が検討されることとなります。1966年には、龍野市内の4つの中学校が2校に再編されることが決議され、その後の学校の発展に寄与しました。

校名の変遷と設立

1950年に龍野と小宅の両中学校が統合し、新たな龍野町立龍野中学校が設立されました。1951年には市制施行に伴い、この学校が龍野市立龍野中学校に改称されました。1967年には、神岡中学校と龍野中学校の一部が統合され、たつの市立龍野東中学校が設立され、この時点で神岡校舎と龍野校舎として運営が行われました。これにより、学校の教育環境は大きく向上し、生徒たちの学びやすい環境が整いました。

1969年には、神岡校舎が廃止され、完全に龍野校舎へと統合されました。この日が開校記念日として記念されています。さらに1970年には、校歌が制定され、地域の文化とも深く結びつくこととなりました。

近年の発展

2005年には市が合併することに伴い、たつの市立龍野東中学校と改名されました。また、学校の取り組みとして、2019年には兵庫県の学校歯科保健最優秀校に選ばれるなど、地域における教育の質の向上に努めています。

部活動

この学校では、活発な部活動が行われており、特にサッカー部、女子バレーボール部、女子ソフトテニス部、陸上競技部は全国大会への出場実績があるなど、スポーツ教育にも力を入れています。運動部は、野球部や卓球部、剣道部など多岐にわたり、生徒たちの成長を支えています。文化部においても、吹奏楽部や美術部など、多様な活動が行われており、全面的な成長を促進する環境が整っています。

アクセス

交通アクセスに関しては、JR姫新線の本竜野駅から徒歩約15分、自家用車では山陽自動車道の龍野ICから約10分、太子竜野バイパスの福田ランプからは約15分程度の距離にあります。

校区

校区は、たつの市龍野町（川東）、神岡町、誉田町の地域で構成されており、これに該当する小学校からの進学が期待されています。地域の他の中学校や小学校とも隣接しており、教育コミュニティとしてのつながりが強い校区となっています。

たつの市立龍野東中学校は、豊かな歴史と実績を持つ学校として、今後も地域社会への貢献を続けていくことでしょう。

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