たまひよ (ベネッセ)

たまひよの概要

「たまひよ」とは、ベネッセコーポレーションが発行している妊娠・育児雑誌「たまごクラブ」と「ひよこクラブ」の総称および関連する各種サービスの名前です。これには、雑誌のほかにウェブサービス、モバイルアプリ、ECサイト、写真スタジオ、さらには各種イベントが含まれています。「たまごクラブ」では妊娠から出産に関する情報を提供し、「ひよこクラブ」では赤ちゃんのお世話や離乳食の進め方、病気のケアに関する情報が掲載されています。また、これらの雑誌の名称は、創刊当時の編集者である落語家の立川寸志が名付けました。

たまひよの沿革

1993年には「たまごクラブ」と「ひよこクラブ」の2誌が同時に創刊され、同年には「たま・ひよ（族）」という新語が流行語大賞で銅賞を受賞しました。その後、1994年には妊娠や離乳食に関するムック本を出版し、テレビCMも放送されました。1996年からは「たまひよ こっこクラブ」や「たまひよいちおし本舗」などのサービスが次々に開始され、さらには通販サービスやモバイル版サービスも展開されていきました。また、2000年には「初めてのたまごクラブ」が創刊され、関連書籍の累計発行部数が1000万部を超えるなど、人気を博しました。

その後も、さまざまなCMやキャンペーンが展開され、たまひよは育児情報の提供とともに多様なサービスを充実させていきました。特に、2016年からは「We Love BABY！」や「ミライ育児」など、特別なキャンペーンが行われ、読者との交流を図る場としての役割も大切にしています。キャンペーンの一環として、たまひよの写真スタジオも好評を得ており、来店者数が10万人を突破しています。

最近の騒動

近年、たまひよのサイトには、妊娠の初期に関連するつわりの原因について「精神面」や「スマホの影響」とする根拠のない情報が掲載され、専門家から批判を受ける事態もありました。このことを受けて、同誌編集部は記事制作に関する見解について、個別には回答を控える姿勢を示しています。このような批判を受けても、たまひよは育児に関する信頼できる情報源としての地位を築くために、今後も努力を続ける必要があります。

まとめ

「たまひよ」は、広範な情報サービスを展開し、妊婦や育児中の親たちをサポートしています。その信頼性とブランド力を維持するためには、情報の正確性を保つことがますます重要です。妊娠から育児にかけて、大切なサポートを提供し続けることが、今後の課題となるでしょう。

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