「だんな様」は、1982年
8月1日に発売された
三船和子の16枚目の
シングルであり、彼女の再起を象徴する重要な作品です。
背景
1968年、
三船和子は交通事故に遭い、その影響で一時的に声を失い、芸能活動からの引退を余儀なくされました。しかし、懸命なリハビリの結果、徐々に声を取り戻し、本作で華々しく再デビューを果たしました。この再デビューを機に、彼女は長年所属していたミノルフォンレコードから東芝EMIへとレコード会社を移籍しています。
リリースと記録
「だんな様」は、
オリコンチャートで最高87位を記録し、売上枚数は50万枚を突破するヒットとなりました。この曲は、
三船和子の歌手としての復活を印象づけるだけでなく、多くのファンに愛される代表曲の一つとなりました。
NHK紅白歌合戦
1995年、
三船和子は本楽曲で『
第46回NHK紅白歌合戦』に出場を果たしました。この出場は、彼女の歌手としてのキャリアにおいて、大きなハイライトの一つと言えるでしょう。
収録曲
シングルには以下の2曲が収録されています。
1.
だんな様 (3分46秒)
作詞:
鳥井実、作曲:
岡千秋、編曲:
池多孝春
2.
女の酒場 (4分11秒)
作詞:北みなみ、作曲:
伊藤雪彦、編曲:
池多孝春
両楽曲ともに、編曲は
池多孝春が担当しています。
カバー
「だんな様」は、多くのアーティストによってカバーされています。以下に主なカバー例を挙げます。
石川さゆり (1996年8月21日、アルバム「昭和夢つばめ〜あなたが選んだ好きな唄〜」収録)
岡千秋 (2000年4月21日、アルバム「魂の唄II」収録) - 作曲者自身によるセルフカバーです。
笹みどり(2002年7月24日、アルバム「全曲集〜夫婦じゃんけん / 下町育ち〜」収録)
村田英雄 (2002年11月16日、アルバム「ヒットカバー名曲集」収録)
歌川二三子 (2009年11月25日、アルバム「全曲集2010」収録)
関連項目
1982年の音楽
「だんな様」は、
三船和子の苦難からの復活、そして彼女の歌への情熱を象徴する一曲として、今もなお多くの人々に愛され続けています。