とうや湖農業協同組合

JAとうや湖：地域を支える広域合併農協

JAとうや湖（とうや湖農業協同組合）は、北海道洞爺湖町に本所を構える農業協同組合です。その活動地域は洞爺湖町、豊浦町、壮瞥町、そして伊達市大滝区に及び、胆振西部地方の農業を支える重要な役割を担っています。

広域合併による誕生

1987年、JAとうや湖は虻田町農協、洞爺村農協、いぶり豊浦農協、壮瞥町農協、大滝村農協の5つの農協が合併して誕生しました。これは北海道初の広域合併農協であり、当時の農業界において画期的な出来事でした。広範囲な地域をカバーすることで、より効率的な事業運営と地域農業への貢献を目指しています。

豊かな自然と特産品

JAとうや湖の営業区域は、豊かな自然に恵まれています。特に伊達市大滝区は「北の湘南」と呼ばれるほど温暖な気候で知られています。壮瞥町や豊浦町では、いちごやさくらんぼなどの果物栽培が盛んであり、これらの特産品は地域経済を支える重要な柱となっています。

地域に根ざした活動

JAとうや湖は、農業支援だけでなく、地域社会への貢献も重視しています。組合員数は正組合員が431人、准組合員が1,334人にのぼり、地域住民との強い繋がりを持っています。職員数は120人で、本所のほか、豊浦、虻田、壮瞥、大滝に支所を設け、地域に密着したサービスを提供しています。

地域の観光資源との連携

JAとうや湖の営業区域内には、有珠山や洞爺湖といった有名な観光資源も存在します。有珠山は活火山として知られ、昭和新山と共に洞爺湖有珠山ジオパークとして日本ジオパーク、世界ジオパークにも認定されています。また、洞爺湖は農協の名称にもなっており、洞爺湖温泉や北湯沢温泉などの温泉地は、農業と並んで地域の重要な産業となっています。JAとうや湖は、これらの観光資源と連携し、地域全体の活性化にも貢献しています。

JAとうや湖は、広域合併によって誕生した強みを活かし、地域農業の振興と地域社会への貢献を使命として、これからも活動を続けていくでしょう。


事務所一覧

本所（虻田郡洞爺湖町香川55-7）
豊浦支所（虻田郡豊浦町字幸町88）
虻田支所（虻田郡洞爺湖町旭町30-3）
壮瞥支所（有珠郡壮瞥町字滝之町420-3）
大滝支所（伊達市大滝区優徳町86）

関連項目

日本の農業協同組合一覧
農業協同組合
伊達市農業協同組合 - 合併前の旧伊達市を営業区域とする農協。
有珠山 - 営業区域内にある、有名な活火山であり隣接する昭和新山とともに周辺地域が洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」・「世界ジオパーク」にも認定されている。
洞爺湖 - 農協の名称にもなっているカルデラ湖。洞爺湖温泉や北湯沢温泉は全国的にも有名で、農業と並んで地域の重要な産業でもある。

外部リンク

* JAとうや湖 ホームページ《とうや湖農業協同組合》

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