壮瞥町

壮瞥町（そうべつちょう）

概要

壮瞥町は、北海道胆振総合振興局の西部に位置する町で、洞爺湖の南東岸に面しています。有珠山、昭和新山といった火山があることが特徴で、これらの火山活動によって形成された独特の景観が広がっています。また、雪合戦の国際大会が開催される町としても有名です。

地名の由来

壮瞥という地名は、現在の壮瞥川のアイヌ語名「ソペッ（so-pet）」（滝・川）に由来しています。

地理

位置と地形

壮瞥町は、洞爺湖の南東岸に位置し、有珠山や昭和新山などの火山に囲まれています。町内には、長流川、壮瞥川などの河川や、洞爺湖、新山沼などの湖沼があります。また、キムンドの滝、壮瞥滝といった滝も存在します。

気候

北海道内では、夏は比較的涼しく、冬は温暖な気候です。

国立公園

洞爺湖、有珠山、昭和新山周辺、そして蟠渓温泉やオロフレ峠周辺は支笏洞爺国立公園に指定されており、豊かな自然が保護されています。

隣接自治体

壮瞥町は、以下の自治体と隣接しています。
登別市
伊達市
白老町
洞爺湖町

歴史

1663年（寛文3年）：有珠山噴火
1799年（寛政11年）：有珠郡域が幕府の天領となる
1821年（文政4年）：一旦、松前藩領に復す
1855年（安政2年）：再び天領となる
1899年（明治32年）：壮瞥村戸長役場設置
1910年（明治43年）：有珠山噴火、明治新山形成
1915年（大正4年）：徳舜瞥村（現伊達市大滝地域自治区）を分村
1939年（昭和14年）：一級町村制施行
1944年（昭和19年）：有珠山噴火、昭和新山形成
1954年（昭和29年）：昭和天皇、香淳皇后が昭和新山資料館に行幸啓
1962年（昭和37年）：町制施行、壮瞥町となる
1977年（昭和52年）：有珠山噴火
1996年（平成8年）：道の駅そうべつサムズオープン
2000年（平成12年）：有珠山噴火
2007年（平成19年）：道の駅の名称をそうべつ情報館iに変更
2009年（平成21年）：洞爺湖有珠山地域が世界ジオパークに登録

行政

現在の町長は田鍋敏也氏で、2019年4月に就任しました。
過去には伊達市・大滝村と合併協議会を設置していましたが、2004年に離脱しています。

経済

観光と農業が主な産業です。特に果樹園が多く、りんご栽培が盛んです。

農協

とうや湖農業協同組合（JAとうや湖）壮瞥支所

金融機関

伊達信用金庫壮瞥支店

郵便局

壮瞥郵便局（集配局）
久保内郵便局
仲洞爺簡易郵便局

宅配便

ヤマト運輸：洞爺湖営業所（洞爺湖町）
佐川急便：室蘭営業所（室蘭市）

公共機関

伊達警察署壮瞥駐在所・久保内駐在所

友好都市

ケミヤルヴィ市（フィンランド）

地域

教育

壮瞥町には、以下の教育機関があります。
北海道壮瞥高等学校（町立）
壮瞥町立壮瞥中学校
壮瞥町立壮瞥小学校

過去には、久保内小学校と久保内中学校がありましたが、それぞれ2019年と2017年に閉校・休校しました。
また、北海道大学理学部附属有珠火山観測所も町内に設置されています。

交通

空港

最寄りの空港は新千歳空港です。

鉄道

町内には鉄道路線は通っていません。最寄りの駅はJR北海道室蘭本線伊達紋別駅です。
かつては旧国鉄胆振線が走っていましたが、1986年に廃止されました。

バス

道南バスが、伊達・室蘭・大滝・洞爺湖温泉方面を結んでいます。

道路

国道453号
北海道道2号洞爺湖登別線
北海道道132号洞爺公園洞爺線
北海道道327号弁景幌別線
北海道道519号滝之町伊達線
北海道道560号仲洞爺留寿都線
北海道道703号洞爺湖公園線
北海道道922号立香南久保内線

道の駅

そうべつ情報館i(アイ)

その他

通信

市外局番は0142で、伊達市、洞爺湖町、豊浦町とは市内局番からかけることができます。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

壮瞥町には、数多くの文化財や観光スポットがあります。

文化財

昭和新山（特別天然記念物）
久保内獅子舞（壮瞥町指定無形民俗文化財）
仲洞爺獅子舞（壮瞥町指定無形民俗文化財）

観光スポット

昭和新山火まつり（過去に開催）
昭和新山国際雪合戦（北海道遺産）
横綱北の湖記念館
三松正夫記念館（昭和新山資料館）
昭和新山ガラス館
昭和新山熊牧場
とうや湖ぐるっと彫刻公園
壮瞥公園
仲洞爺キャンプ場、滝之上キャンプ場
壮瞥温泉
蟠渓温泉
仲洞爺温泉
弁景温泉
オロフレスキー場

出身有名人

北の湖敏満（大相撲元横綱、日本相撲協会理事長）
小林末男（経営学、元拓殖大学北海道短期大学学長）

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