ど〜んとドラゴン・キッドくん

ど〜んとドラゴン・キッドくん

『ど〜んとドラゴン・キッドくん』は、2001年から2003年まで『コミックボンボン』で連載された、松下幸志による日本の漫画作品です。闘龍門JAPANが監修を務め、プロレスラーのドラゴン・キッドを主人公にした、ギャグ要素満載のバトル漫画として人気を博しました。

概要

本作は、闘龍門JAPANに所属するプロレスラー、ドラゴン・キッドを主人公とした、児童向けのギャグバトル漫画です。掲載誌の特性から、下ネタが非常に多いのが特徴です。連載当時は、闘龍門が本作の単行本を積極的に宣伝していました。プロレスを題材にしながらも、子供たちが楽しめるようなコミカルな表現や、個性的なキャラクターたちが魅力となっています。

あらすじ

物語は、メキシコシティに住むドラゴン・キッドが、両親から世界一の男になるための修行を受けている場面から始まります。ある日、キッドは手に入れたパンフレットに載っていた日本の「闘龍門」というプロレス小学校に興味を持ち、21世紀のヒーローを目指すことを決意します。しかし、父親のダディはそれに反対。キッドはダディを倒し、闘龍門へ向かうことになります。果たしてキッドは、ヒーローになることができるのでしょうか？

登場人物

本作に登場するキャラクターは、2001年から2002年頃に闘龍門に所属していた選手をモデルにしています。

主人公

ドラゴン・キッド：
本作の主人公。二頭身の少年で、21世紀のヒーローを目指してメキシコからやってきました。生まれた時に授かったとされる「チンコロープ」と、自らもダメージを受ける「タマバリア」が必殺技です。当初は生意気な性格でしたが、物語中盤で「ドラゴン一族」の末裔であることが判明します。

闘龍門関係者

ウルティモ・ドラゴン：
闘龍門の校長。キッドが転校初日に校舎を破壊したため退学処分を下しますが、キッドがドラゴンラナを体得したことで処分を取り消します。彼もまたドラゴン一族の一員で、キッドの両親とも旧知の仲でした。当初はおおドラゴンに媚びへつらっていましたが、後に反逆します。物語終盤ではサーベルタイガーに拉致されてしまいます。
シーマ：
闘龍門の生徒で、ルード部部長。スモーやスワとは幼少期からの縁でクレイジーマックスを結成しています。連載初期は生意気なキッドを敵視していましたが、次第にその実力を認めるようになります。終盤ではサーベルタイガーの住処に単身で乗り込みますが、返り討ちに遭います。しかし、その際に折った前歯がサーベルタイガー撃破の鍵となりました。
マグナム：
闘龍門のエース。怪我で入院していましたが、リングに上がるとお調子者から一変し、凄まじい力を発揮します。
スモー：
ルード部部員。食いしん坊で温厚な性格ですが、空腹時には敵が食べ物に見える幻覚を見てしまいます。後にダークネスによって「フジ」と改名させられます。
スワ：
ルード部部員。奇声を発したり、目に入ったものを攻撃するなど、狂人めいた行動が目立ちます。しかし、不意打ちには弱い一面も。その狂暴さから、檻に入れられたり麻酔で眠らされたりと、猛獣のような扱いを受けています。倒した相手の顔拓を集めるのが趣味です。
サイトー：
闘龍門の生徒。なぜか酷い目に遭うことが多く、その度に「ママー」と叫んでいます。
アラケン、元気、斎藤了、いっちゃん：
闘龍門の生徒たち。

M2K部

「遅れてきた天才集団」を自称する3人組で、闘龍門の生徒。メカの開発を行っています。

その他

ダークネスドラゴン：
物語中盤から登場。転入早々、闘龍門や生徒たちを買収します。キッドに対して憎しみを抱いており、直接対決で敗北後はキッドに感謝の意を送りますが、突如ドラゴン一族に呪いをかけられてしまいます。
ドラゴン一族：
おおドラゴン：
ドラゴン一族の頭首。キッドと同じくらい背が低く、キッドたちからは「おおドラ」と呼ばれています。尊大な性格で、闘龍門の生徒をガラクタ呼ばわりした挙句、キッドを引き入れようとしますが、キッドに罵倒され、ウルティモに殴り飛ばされたため、闘龍門を潰そうと目論見ます。三強王が倒された後は、キッドと直接対決に挑みますが敗北。その後はサーベルタイガー襲撃後に再登場し、一族が解散してしまった事に対しシーマ達に逆恨みしていましたが、サーベルを倒すためにキッド達に協力します。
ダディ、マミー：
キッドの両親。
ドラゴンプリンス、ドラゴンラブ、ドラゴンはるか：
ドラゴン一族最強の三人組「エリート三強王」です。
TARU：
闘龍門の生徒。
サーベルタイガー：
物語終盤に登場する敵。

単行本情報

ISBN 9784063239287
ISBN 9784063239508
ISBN 9784063239577
ISBN 9784063239751

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