なんたって18歳!

『なんたって18歳!』

『なんたって18歳!』は、1971年10月5日から1972年9月26日までの間、TBS系列で毎週火曜日の19時から19時30分に放送されたコメディドラマです。この作品は大映テレビが制作し、岡崎友紀を主演に据えたライトコメディの第2弾で、前作『おくさまは18歳』から引き続き、若い世代に向けた楽しさにあふれた物語が展開されます。

あらすじ

物語の主人公は大財閥の令嬢、青木まどかです。彼女には厳格な家訓があり、その内容は18歳を迎えると、自らの意思に関わらず、祖母と母親に決められた許婚、竜二と結婚しなければならないというものでした。このプレッシャーから逃れるため、まどかは家を飛び出し、偽名「はるか」を名乗ることにします。

まどかは、父親が経営するバス会社にバスガイドとして就職しますが、仕事を始めた彼女は数多くの失敗を重ね、上司から「最低最悪」と称されることも。しかし、彼女はその明るい性格で困難を乗り越えていきます。仕事を通じてさまざまな人々と接する中で、彼女は成長を遂げ、苦しい状況にありながらも新たな視点を得ていくのです。

やがて、まどかの行動は竜二の耳にも入りますが、彼は彼女の意思を尊重し、秘密を共有することに同意します。まどかは、竜二の意外な一面を知ることで、次第に彼に対する気持ちが変わっていきます。このように、二人の関係がどのように進展していくのかが、物語の大きなポイントとなっています。

キャスト

このドラマには、岡崎友紀が演じる青木まどか（青山はるか）のほか、平泉征（本田卓丸）、田崎潤（青木鬼八郎）、加藤治子（青木悦子）など、多彩なキャストが顔を揃えています。彼らの情熱的で個性豊かな演技が、視聴者に強い印象を与えていました。

スタッフ

この作品の制作スタッフには、春日千春や千原博司がプロデューサーとして名を連ね、さまざまな才能が結集しています。脚本には才賀明、長野洋、佐々木陽子らが関わり、音楽は菊地俊輔が手掛けています。また、監督として青野暉や岡屋竜一などが参加し、コメディの要素を巧みに織り交ぜた作品に仕上げています。

放送

番組は日本全国の多くの地方局で放送され、火曜19時の枠で親しまれていました。この作品は特に若い視聴者の人気を集め、楽しいエンターテインメントとして位置付けられていました。

漫画化

作品は、週刊少女コミックにて牧野和子による漫画版が連載され、さらに低年齢向けの雑誌にも展開されました。これにより、ドラマの魅力がさらに広がり、多くのファンに愛されることとなったのです。

結論

『なんたって18歳!』は、恋や成長をテーマにした魅力的なストーリーで、多くの視聴者の心を掴みました。残念ながら、現在はDVDなどのソフト化はされていないものの、その名作ぶりは今でも語り継がれています。

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