のってシーベンチャー

バラエティ番組『のってシーベンチャー』

『のってシーベンチャー』は、1980年4月12日から6月28日までの期間、テレビ朝日系列で放送された全12回のバラエティ番組です。朝日放送とイーストが共同で制作し、日本水産（現在のニッスイ）の一社提供で放送されました。毎週土曜日の19時から19時30分までの30分間、家庭の人気を集めていました。

番組の概要

この番組は、タモリが船長役を務めるスタイルで進行され、世界中のユニークな名物や特産品を紹介する内容が組まれていました。「シーベンチャー」というタイトルは、日本水産のキャンペーンキャッチフレーズ「新しい目で海を見る。シーベンチャー。」に由来しています。更に、オープニングテーマは音楽家のアリスに所属する矢沢透が手がけ、エンディングテーマは毎回実川俊晴が作曲していたことが特徴的です。

この番組は、タモリと明石家さんまが初めて共演した作品でもあり、明石家さんまは第10回のゲストとして登場しました。タモリのユーモアあふれる司会と、多彩なゲスト陣が観客を楽しませ、ひときわ印象的なバラエティ番組となっていました。

主な出演者

• - タモリ（船長役）
• - 名取裕子
• - 沢田和美
• - アルフィー
• - 矢沢透
• - 柄本明
• - 斎藤晴彦
• - 松金よね子
• - 赤塚不二夫（第6回ゲスト）
• - 明石家さんま（第10回ゲスト）

放送スタイル

番組のオープニングでは、主にアルフィー、名取、沢田の3人が、日本水産の提供メッセージをコールし、放送がスタートします。エンディングにおいては、白いバックに「新しい目で海を見る。シーベンチャー。日本水産」と書かれ、その後、青いバックに白文字で「のってシーベンチャー また来週」というメッセージが流れました。最終回の際は「おわり」というテロップが表示され、視聴者に感謝の意が示されました。

スタッフ陣

番組の制作にあたったスタッフも多岐にわたり、構成にはアイランズ（高平哲郎、加藤直、谷口秀一）が携わり、音楽は実川俊晴が担当しました。演出は濱しんぎが手がけ、プロデューサーには朝日放送の村澤禎彦とイーストの道祖尾典章が名を連ねています。その他にも、技術面や美術、音声、音楽制作など、各ジャンルの専門家によって支えられていました。

結論

『のってシーベンチャー』は、タモリの司会が光るバラエティ番組として、当時の視聴者に強い印象を残しました。そのユニークなテーマや工夫された構成は、今でも多くの視聴者に愛され続けていることでしょう。日本水産のメッセージを通じて、海の魅力を新たに発見できる楽しい番組として記憶に刻まれています。

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