はけの森美術館

はけの森美術館について

はけの森美術館は、東京都小金井市が運営する美術館で、市民の芸術文化活動の拠点となることを目指しています。2006年4月に開館し、財団法人中村研一記念美術館から寄贈された作品を中心に、さまざまな展覧会を開催しています。

基本理念と活動

この美術館は、市民が主体的に参加・参画できるような運営を心掛けています。教育プログラムも充実しており、地域住民の芸術に対する理解を深める活動も積極的に行っています。年間1～2回開催される特別展では、美術館独自の視点による企画展が楽しめます。

施設構成

美術館の敷地内には、以下の施設があります。

展示室: 展示室1と展示室2があり、所蔵作品展や特別展が開催されます。
旧中村研一邸: 1959年に建てられた、切妻造り二階建ての建物です。設計は佐藤秀三氏が担当しました。2019年3月には、国の登録有形文化財に登録されています。以前はカフェ「オーブンミトン」がありましたが、現在は閉店しています。
旧中村研一邸茶室「花侵庵」: 1960年に建てられた茶室で、中村研一氏自身が命名したとされています。こちらも佐藤秀三氏の設計で、2019年3月に国の登録有形文化財に登録されました。現在、施設老朽化のため非公開となっています。
庭園: 美術館の周辺には、武蔵野の自然が残る庭園が広がっています。特に、武蔵野台地を削ってできた「はけ」と呼ばれる崖からは湧き水が流れ、散策路も整備されています。この庭園は誰でも自由に散策でき、映画『借りぐらしのアリエッティ』の風景の参考にもなりました。

アクセス

鉄道でのアクセス

JR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩約15分

バスでのアクセス

武蔵小金井駅南口からCoCoバス ミニ野川・七軒家循環に乗り、「はけの森美術館」で下車すぐ。
武蔵小金井駅南口から京王バス 武蔵境駅南口行きに乗り、「中山谷」で下車徒歩1分。
西武多摩川線新小金井駅からCoCoバス 中町循環に乗り、「美術館入口」または「中山谷」で下車徒歩1分(美術の森北門より)。
* 京王線府中駅・調布駅から京王バス武蔵小金井駅行きに乗り、「前原坂」で下車徒歩10分。

周辺環境

美術館周辺は、豊かな自然が残る地域です。特に、美術館前の「はけの小路」や併設の「美術の森」では、湧き水や木々など、美しい自然を満喫できます。「はけの小路」を少し南下すると、野川公園の一部にもアクセスできます。これらの場所は、散策や自然観察を楽しむのに最適です。


はけの森美術館は、美術作品の鑑賞だけでなく、歴史的な建築物や自然豊かな環境も楽しめる、魅力的なスポットです。ぜひ一度、訪れてみてください。

もう一度検索