A応P「はなまるぴっぴはよいこだけ/183の日本トレビアンROCK'N ROLL」
2015年11月11日にアルテメイトから発売された
A応Pと
内田裕也と183ファミリーバンドによるスプリット・
シングル。
A応Pにとってはアルテメイト移籍後初の
シングルであり、南寛将氏にとって
音楽プロデューサーとしての初めての仕事となった。
概要
表題曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」は、
テレビ東京系アニメ『おそ松さん』のオープニングテーマとして起用され、その中毒性のあるメロディーと歌詞、昭和レトロな雰囲気が話題を呼んだ。
CDジャケットには『おそ松さん』のイラストが使用され、裏面には
A応Pの写真が掲載されている。
2016年にはEPとして単体で発売されたほか、ミニアルバム『
全力バタンキューはよいこだけ』にも「
全力バタンキュー」と共に再録され、リミックスバージョンも収録された。
ミュージックビデオは、
神奈川県横浜市にある
新横浜ラーメン博物館で撮影された。
制作の裏側
プロデューサーの南氏は、「アニメ”勝手に”応援プロジェクト」として、アニメと一体化した楽曲を目指し、制作元の
ぴえろに相談。
「昭和」というキーワードを提示され、コナミの96氏を作曲家として、
あさき氏を作詞家として迎え、楽曲制作に臨んだ。
歌詞には「
シェー」や「おそ松さーん」といった叫び声を入れることを
あさき氏に依頼し、楽曲制作チームには「ギャグアニメなので、かっこよくなりすぎたりかわいくなりすぎないように」と指示。
レコーディングでは、メンバーの個性がバラバラな部分をあえて残し、整いすぎないように心掛けたという。
タイトルは
あさき氏の考案で、その由来は明かされなかったが、「テストで100点をもらった際の花丸の下につく線のことを示しているのではないか」という解釈が生まれた。
作曲の黒沢ダイスケ氏は、
あさき氏から「全ての歌詞に意味がある」と指導を受け、
A応Pのメンバーはレコーディングでヒントをもらったものの、最後まで歌詞の意味を理解できなかったという。
作風について南氏は、「現代版の昭和」を意識し、昭和テイストを残しつつも新しいものを作ることに挑戦。
歌詞やメロディーを昭和風にするのではなく、全体的にどこか昭和を感じさせるようにしたと語っている。
収録曲
1. はなまるぴっぴはよいこだけ
作詞:あさき、作曲・編曲:96、歌:A応P
テレビアニメ『おそ松さん』第1クールオープニングテーマ、第2クール第25話挿入歌
2. 183の日本トレビアンROCK'N ROLL
作詞:木崎徹、作曲・編曲:服部克久、歌:内田裕也と183ファミリーバンド
赤塚不二夫生誕80周年記念ソング、
A応Pはコーラスで参加
3. はなまるぴっぴはよいこだけ (TV version)
4. はなまるぴっぴはよいこだけ (Instrumental)
5. 183の日本トレビアンROCK'N ROLL (Karaoke)
評価と影響
アキバ総研の「2015秋アニメOPテーマ人気投票」で2位を獲得し、アニメイトTVの臼井照人氏は歌詞を「
あさきワールド全開」と評した。
オリコン
シングルチャートでは初登場17位を記録し、
A応Pにとって初のチャートインとなった。その後、異例のロングヒットを記録し、最高15位まで上昇。
ビルボードジャパンHOT 100では最高6位を記録し、年間TOP 100にもランクインした。
2016年、第38回
アニメグランプリにおいて
アニメソング部門第1位を獲得。
「はなまるぴっぴはよいこだけ (TV version)」は、
BEMANIシリーズをはじめとする複数の
音楽ゲームに収録され、人気を博した。
DanceDanceRevolution
GITADORA Tri-Boost
jubeat prop
REFLEC BEAT groovin'!! Upper
BeatStream
pop'n music éclale
*
ノスタルジア FORTE
その他、iOS・Android向け
音楽ゲーム『夢色キャスト』や『
バンドリ! ガールズバンドパーティ!』にも収録された。