ひとり家族

昼ドラマ『ひとり家族』について

『ひとり家族』は、1994年9月5日から10月28日まで、TBSの「花王 愛の劇場」枠で放送された日本の昼ドラマです。全40話で、プロデューサーは石井ふく子氏が務めました。このドラマは、東京にあるマンション「アザレアハウス」を舞台に、様々な背景を持つ「ひとり家族」として暮らす人々が、共同生活を通して心の触れ合いを深めていく姿を描いています。

あらすじ

物語は、結婚式場で働く桐原亜希が、職場近くのマンション「アザレアハウス」に引っ越してくるところから始まります。彼女は、気ままな一人暮らしを満喫するつもりでしたが、ある出来事をきっかけに、隣人たちとの間に予期せぬ絆が生まれていきます。特に、両親を亡くした小学3年生の松田ゆうきと出会い、彼の面倒を見ることになります。アザレアハウスの住人たちは、それぞれが異なる事情を抱えながらも、互いを思いやり、支え合いながら生活しています。大家族の煩わしさから解放された人々が、他人との関わりの中で新たな家族のような繋がりを築いていく様子が、このドラマの魅力です。

主な登場人物

桐原亜希: 結婚式場「WEDDINGフローラ」に勤務する女性で、アザレアハウス501号室の住人。中田喜子が演じました。
松田ゆうき: アザレアハウス302号室の住人である小学3年生。両親を事故で亡くし、亜希が面倒を見ることになります。えなりかずきが演じました。
長島朋一: 亜希が指導する新人。中村繁之が演じました。
竹井: アザレアハウスの住人で、歯科医。岡本信人が演じました。
増田育代: アザレアハウスの住人で、ホテルのメイド。立石涼子が演じました。
山田桃子: アザレアハウス401号室の住人で、落語家。古今亭菊千代が演じました。
野口マリ: WEDDINGフローラに勤務する亜希の後輩。片岡京子が演じました。
白井: WEDDINGフローラに勤務する亜希の先輩。木村翠が演じました。
杉山良太: タクシー運転手で、亜希に求婚します。井上順が演じました。
亀井律子: アザレアハウス301号室の住人で、杉山の母。杉山とく子が演じました。
ゆうきの父: 堀内正美が演じました。
ゆうきの母: 浅利香津代が演じました。
池田: アザレアハウスの大家の家のおばあさん。磯村千花子が演じました。
吉岡和子: 民生委員。松下砂稚子が演じました。
別府康男: ゆうきの担任の先生。

その他、ゆうきの同級生の母親たちや児童一時保護センターの職員、児童保護センターの指導係、朋一の家族、亜希の義妹など、多彩なキャラクターが登場します。

スタッフ

原作: 松原惇子（文藝春秋刊）
プロデューサー: 石井ふく子、早川信雄
脚本: 高村美智子
音楽: 丹羽応樹
演出: 川俣公明
制作: ストーンウェル、TBS

主題歌

主題歌は、森山良子が歌う『たとえ毎日が』です。作詞は遠藤京子、作曲は玉置浩二、編曲は星勝が担当しました。

再放送情報

2023年8月14日から10月6日まで、そして2024年2月2日から5月3日まで、日本BS放送（BS11）で再放送されました。

外部リンク

石井ふく子ドラマ「ひとり家族」 ｜ ドラマ ｜ BS11（イレブン）|全番組が無料放送
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