ひのき屋

ひのき屋について

ひのき屋（Hinoki-ya）は、1998年に北海道函館市で結成された日本のバンドです。彼らは北海道を拠点にし、様々な音楽活動を展開しています。メンバーは、みな個性的で、それぞれの背景を持ちながら、共同で音楽を創り上げています。

現メンバーのプロフィール

ワタナベヒロシ（ギター、ボーカル）

1975年生まれのヒロシは、北海道二海郡八雲町出身です。高校時代には陸上部で活躍し、函館大学では英文秘書科を卒業後、地元で歌い始めました。佐渡島への旅でメンバーに出会い、バンド活動を開始。彼が描いた夢の一つは、プロレスラーになることでした。

ソガ直人（篠笛、鍵盤ハーモニカ）

奈良県出身の直人は、自由の森学園高校から北海道教育大学に進学。その後、縄文土器の研究を行い、文化や芸術の交流に情熱を注いでいます。2004年からは函館の観光大使に任命され、地域の文化振興にも寄与しています。

しまだめぐみ（太鼓、歌）

京都府木津川市出身のめぐみは、サッカーに熱中した高校時代を経て、北海道教育大学に進学。休学期間中に日本各地の文化を巡る旅行を通じて新たな視点を得ました。

雨宮牧子（パーカッション）

北海道岩見沢市出身で、大家族の一員として育った牧子は、教育大学を卒業し、地域の子どもたちに太鼓の楽しさを伝える活動を行っています。彼女は、演奏活動の傍ら、学童保育の運営にも携わっています。

本多貴幸（ウッドベース）

埼玉県秩父市出身の貴幸は、ひのき屋ライブのスタッフを経験後、長い下積みを経て2017年に正式メンバーとして加入しました。

音楽スタイルと活動

ひのき屋は、日本の祭りで使用される楽器を基に、オリジナル曲や多様なカバー曲を演奏します。彼らの音楽には、日本の伝統的な民謡や盆踊りに触発された楽曲だけでなく、フォークダンスの要素を取り入れた作品もあり、幅広い年齢層に親しまれています。

結成からの変遷

ひのき屋は、当初は「たいこ楽団ひのき屋」という名称で活動していました。その後、様々なメンバーの加入・脱退を経て、演奏内容が変化し続けました。2005年には「ひのき屋・トラベリングバンド」として、より多くのサポートメンバーを迎え、メロディー重視の楽曲を模索するようになりました。

現在の活動

只今、ソガ直人を中心に、5人での演奏を行い「旅するフェスティバル」をテーマに文化振興活動にも力を入れています。公演実績も豊富で、国内外でのコンタクトを深め、地域文化の発展に寄与しています。

受賞歴と作品

2009年には「北のみらい奨励賞」を受賞し、アルバムやマキシシングルも製作しました。彼らの音楽は、伝統に根ざしつつも革新を追求する姿勢が特徴です。特に、ソガ直人のソロアルバム『バルカンの月』など、各メンバーの個性的な作品も展開されています。

まとめ

ひのき屋は、地域の文化を大切にしつつ、新しい音楽表現を追求するバンドです。彼らの活動は、音楽を通じて人々に親しみや感動を届ける、地域社会に根ざした活動と言えるでしょう。今後の活動にも期待が高まります。

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