びわこ競艇場

びわこ競艇場の詳細

びわこ競艇場は、滋賀県大[[津市]]茶が崎にある競艇場であり、通称はびわこ競艇またはBOAT RACEびわことして知られています。正式名称は「琵琶湖モーターボート競走場」で、施行者は滋賀県庁が担っています。この競艇場は24場ある競艇場の中でも唯一、都道府県が施行者となっている点が特徴的です。

地理的特徴と景観

競走水面は整然とした琵琶湖で、観客はスタンドから美しい近江富士や琵琶湖大橋、比良山系を望むことができます。周囲の自然景観と競技が融合し、訪問者にとって親しみやすい環境を提供しています。競艇で使用されるモーターは番号制が導入されていますが、過去には滋賀県と京都市近郊の地名が付けられていました。

キャッチフレーズは「スイリとスリル」であり、競争の緊張感を一層引き立てています。さらに、京都府八幡市には競艇場外の発売場「ボートピア京都やわた」があります。最近では、2020年8月からYouTubeライブ配信番組「ボートレースコロシアム」を全レースで放送し、新たなファン層を獲得しています。

歴史と沿革

びわこ競艇場は、1952年に開場しました。日本で2番目に公認された競艇場であり、琵琶湖国際モーターボート選手審判員養成所も設立されました。しかし、この養成所は1956年10月に廃止されています。また、マスコットキャラクターのビナちゃんは、黒いナマズを元にし、2013年にゆるキャラデザインにリニューアルされました。

売上は変動が激しく、2005年度には181億円に落ち込んだこともありますが、1990年度には518億円を達成。最近ではインターネット投票の導入により、2018年度には382億円、2020年度には674億円の売上を記録し、全国で最も成長率が高い競艇場となりました。

競技とイベント

びわこ競艇場では、周年記念レースとしてびわこ大賞を開催し、また例年4月には秩父宮妃記念杯（GII）を行っています。特別イベントや企業杯では「つるやパン提供みんな大好き!サラダパン賞」が新たな注目を集めています。この他にも、滋賀県知事杯争奪戦競走やビナちゃんカップなど、地元に密着した様々な競走が行われています。

水面の特徴

競走水面は淡水であり、琵琶湖の湖面が使用されています。この競艇場の海抜は85メートルと高いため、競走中は気圧が低下することがあり、モーターの性能に影響を与えることがあります。特に春先の水位上昇や風の影響から、ターンでの流れやすさが見られることもあります。しかし、天候が良ければスピードが出やすい水面条件となり、過去には地元選手が日本記録を樹立したこともあります。

2020年には第1ターンマークの位置が3メートル沖に移動され、コースの戦術に変化が生じています。

アクセス

アクセスは非常に便利で、京阪電気鉄道石山坂本線大[[津市]]役所前駅から徒歩10分、JR湖西線大津京駅から徒歩13分、名神高速道路からも近距離にあり、駐車場も完備されています。競艇場へのアクセスの良さから、多くのファンが訪れる人気スポットとなっています。

このように、びわこ競艇場は優れたロケーションと充実したレース体験を提供しており、競艇愛好者にとって魅力的な場所です。

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