ふぃぎゅ@メイト

ふぃぎゅ@メイト

『ふぃぎゅ@メイト』は、2006年11月24日にエスクードから発売されたアダルトゲームです。エスクードにとって14作目にあたる作品で、一風変わったゲームシステムと、魅力的なキャラクターたちが織りなすストーリーが特徴です。

概要

本作の最大の特徴は、単なる選択肢を選ぶだけのゲームではなく、プレイヤーがフィギュアを購入し、改造することでゲームが進行していく点です。主人公は、ヒロインである炎道イフリナの「エーテル体」を増やしながら生活を送ります。エーテル体が一定レベルまで回復していないとバッドエンドを迎えてしまうため、プレイヤーは様々な手段を使ってエーテル体を回復させる必要があります。

2007年4月27日には、ファンディスクである『ふぃぎゅ@謝肉祭』が発売され、本編をさらに深く楽しめる要素が追加されました。

ゲームに登場するフィギュアは、他の作品のパロディとなっており、元ネタを知っているとさらに楽しめます。また、同じエスクードから発売されている『メタモルファンタジー』のフィギュアも、特定の条件を満たすことで登場します。

ストーリー

主人公である渡馬景護は、阿騎馬町のアパートで一人暮らしをしているオタク青年。彼はアキバロードと呼ばれる場所に足繁く通い、オタクライフを満喫していました。

そんなある日、彼は「恋するシルクハット〜マジ狩る怪盗メメ子〜」のフィギュアに誤って精液をかけてしまいます。すると、突然フィギュアが動き出し、そのフィギュアに宿っていたのは、異世界の魔法少女である炎道イフリナだったのです。

イフリナは、禁断の「干物魔術」を使ったことで、この世界に飛ばされてしまったと語ります。そして、元の体に戻るためには、景護の精液が必要だと言うのです。

かくして景護は、イフリナと共に波乱に満ちた夏休みを送ることになります。

登場キャラクター

渡馬 景護（とば けいご）
本編の主人公。アキバロードに入り浸るために阿騎馬大学に入学したオタク青年。イフリナを元の体に戻すために協力する。フィギュア改造の腕は一流。
炎道イフリナ（えんどう イフリナ）
声 - 青川ナガレ
魔法世界「ルギス」からやってきた魔法少女。干物魔術を使ったことでフィギュアに宿ってしまう。わがままで短気な性格だが、根は友達思い。
ハセガワ
声 - 幸代彩里
異世界「ロギス」から来たメイドロボ。無口で冷静だが、時々意地悪な一面も。メイド喫茶「キュアレスト」で働いている。
カナイ・ジュリアラス
声 - 未来羽
イフリナと同じく「ルギス」から来た魔法少女。「マジ狩る怪盗サリ子」の等身大フィギュアに乗り移ってしまう。おっとりとした性格で、人見知り。
ジェノサイド
声 - 未来羽
ファンディスク『ふぃぎゅ@謝肉祭』から登場。イフリナを「お姉さま」と呼び、攻撃してくる謎の少女。カナイと深い関わりがある。
メイドギャル
声 - 夏木ツナ
ファンディスク『ふぃぎゅ@謝肉祭』から登場。「キュアレスト」の店員。元ゲリラの暗殺部隊に所属していた。
黄緑 憐菜（きみどり れんな）
声 - 芹園みや
景護が所属する「アニメ研究会（仮）」の先輩。面倒見が良く、オタク三人衆の将来を心配している。
オタク三人衆
声 - 山口：川角一本松 / 武田：若松洋介 / 樋口：事務台車
景護の先輩たち。アニメ鑑賞に没頭する日々を送っている。イフリナを敬愛している。
炭忍工 優（たんにんこう すぐる）
声 - 森川明大
景護の大学に通う金持ちの息子。レア物を集めるのが趣味で、イフリナを自分のものにしようと企む。
メイドリーダー
声 - かわの亜衣
「キュアレスト」の店長。元ゲリラの戦闘部隊に所属していた。冷静沈着で、肝が据わっている。

用語

阿騎馬町
景護が住んでいる街。オタクの街として知られている。イフリナが来てから、街に矛盾が生じている。
阿騎馬大学
景護が通う大学。アキバロードに入り浸りたいオタクが集まっている。
ルギス
イフリナの故郷。魔法が存在する世界。実力主義の世界で、弱い者は生き残れない。
ロギス
ハセガワのいた世界。ルギスに滅ぼされた。
ラギス
景護が住む世界。いわゆる現実世界。
コレクションフィールド
イフリナが作り出した空間。フィギュアを置くことで、景護の妄想力を高める効果がある。
キュアレスト
アキバロードにあるメイド喫茶。ハセガワのバイト先。
MASA
阿騎馬大学の地下にある「対・外宇宙生命体防衛本部」。
恋するシルクハット 〜マジ狩る怪盗メメ子〜
* アニメ作品。子供向けとして制作されたが、オタクからの支持を集めた。

『ふぃぎゅ@メイト』は、個性的なキャラクターと、独特な世界観が魅力の作品です。ぜひ、プレイしてその魅力を体験してみてください。

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