ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧

『ほんとにあった! 呪いのビデオ』シリーズ概要

『ほんとにあった! 呪いのビデオ』は、株式会社パル企画が制作・販売する、投稿映像を基にしたオリジナルビデオホラーシリーズです。一般から寄せられた心霊現象や不可解な出来事を捉えたとされる映像を、検証班が調査・分析するドキュメンタリー形式で展開され、そのリアルな演出と構成が多くのホラーファンに支持されています。本稿では、この長寿シリーズの第1巻から現在に至るまでの詳細なリストや、制作体制の変遷などを解説します。

なお、本シリーズの一部VHSおよびDVDリリースにおいては、製品版のタイトルやパッケージに記載されているコメントが、収録内容を示す正式なタイトルと異なる場合がありますが、基本的な映像の内容自体は同一のものです。

シリーズの歴史と担当ディレクターの変遷

『ほんとにあった! 呪いのビデオ』シリーズは、その長い歴史の中で複数のディレクターが制作を牽引してきました。ここでは、シリーズの主要な時代区分と、それぞれの担当ディレクター、および該当する本編シリーズの巻数を記述します。また、本編以外に制作されたスペシャル版や派生作品についても触れます。

シリーズ初期、第1巻から第7巻にかけての制作は、中村義洋氏と鈴木謙一氏が担当しました。この時代には、スペシャル版の第1巻も制作されています。

続いて、第8巻から第10巻およびスペシャル版第2巻は、松江哲明氏がディレクターを務めました。

第11巻から第15巻、そしてスペシャル版の第3巻から第5巻を担当したのは坂本一雪氏です。この坂本時代には、シリーズ初の特定のテーマを扱った派生作品となる『ほんとにあった! 呪いのビデオ リング編』も制作されました。

その後、シリーズは第16巻から第21巻を福田陽平氏が担当。続く第22巻から第41巻までの長期にわたり、児玉和土氏がディレクターを務めました。

児玉氏の後を引き継いだのは岩澤宏樹氏で、第42巻から第55巻までを担当しました。

第56巻から第70巻までのシリーズを制作したのは菊池謙太郎氏です。

第71巻からは再び複数のディレクター体制となり、第71巻から第75巻は福田陽平氏と寺内康太郎氏が担当。第76巻から第80巻は福田陽平氏と川居尚美氏が手掛けました。

第81巻から第89巻まではKANEDA氏が、そして第90巻から第94巻、および派生作品である『ほんとにあった! 呪いのビデオ 特恐編』はマキタカズオミ氏が担当しました。

第95巻以降のシリーズは、現在に至るまで藤本裕也氏が担当しています。

また、本編シリーズとは別に、一部のディレクターが独自のコンセプトで制作した『Ver. X』シリーズも存在します。九重高廣氏がVer. Xの第1巻、第2巻を、白石晃士氏がVer. Xの第3巻、第4巻、および劇場版となる『The Movie』、『The Movie 2』を制作しました。

その他、シリーズには特定のテーマやベスト投稿をまとめた企画盤も存在します。『ほんとにあった! 呪いのビデオ 呪海スペシャル』や、『ほんとにあった! 呪いのビデオ 戦慄投稿 BEST 20』、これまでの名場面などを集めた『BEST SELECTION』などがリリースされています。

劇場版作品

本シリーズはオリジナルビデオとして展開される傍ら、劇場公開された作品もあります。代表的なものとしては、シリーズ100巻を記念して制作された『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100』、そして最新の劇場版作品である『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ109』が挙げられます。

これらの作品群は、投稿映像という形式を最大限に活かし、観る者に独特の恐怖体験を提供し続けており、日本のホラーコンテンツにおいて確固たる地位を築いています。

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