ほんぶしん

ほんぶしんについて



ほんぶしんは1962年に大西玉を中心に設立された新宗教であり、その起源は天理教とほんみちに由来します。教義や教理は天理教に近い部分が多くみられていますが、信者数は約90万人に達するとされ、これはほんみちを上回る教勢を示しています。

沿革



ほんぶしんの歴史は、1961年にほんみち内部で「天理みろく会」として始まり、1962年の初頭にほんみちからの独立を果たしました。この年、ほんぶしんはその名を掲揚し、1966年には宗教法人に認可されました。初期の事務所は大阪府高石市に位置していましたが、後に長野県塩尻市へ移転し、1969年からは岡山県岡山市に本部を構えています。

1969年9月1日、大西玉は亡くなり、その遺言により武田宗真が後を継ぎました。1978年には本部近くに「神山」を建設し、六角形の石塔「甘露台」も建立しています。続いて1982年には神山の隣接地に墓苑「清浄苑」を設け、1994年には中央に再生殿を建築しました。

教理・教義



ほんぶしんでは、世界創造神を「月日御両神様」と称え、全ての存在が神によって準備されており、人間は神の偉大さを映し出すために存在すると教えています。主な活動には内観的反省法の「聞行」、リラックスして悩みを解決する「善導」、日常生活にポジティブな精神を根付かせる「勇魂の言霊」があります。また、「ひのきしん」と呼ばれる奉仕活動も積極的に行われています。

ほんぶしんは、塩尻市に宗派を問わない「ワールド健康センター」を設立し、健康食品の販売なども手掛けています。そして、国際的な交流や平和活動にも注力し、1984年にはハワイで、1988年には北京で集会を実施し、平和のメッセージを広めています。

教祖である大西玉はほんみちの創始者の次女であり、ほんぶしんでは天理教の教祖である中山みきを神聖視し「天啓者・みろく」と称しています。また、その後継者の武田宗真は「天啓者・甘露台」と呼ばれています。ほんぶしんでは、天理教とほんみちの関係について、天理教は教えや精神の原型であり、ほんみちは暫定的な組織であったと位置づけています。

所在地



ほんぶしんの本部は岡山県岡山市にあります:

ほんぶしんは、信者の精神的成長と健康増進を目指し、教えとともに国内外での活動を続けています。また、信者同士のつながりを重視し、コミュニティの形成にも努めています。

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