まいどはや (バス)

まいどはや

「まいどはや」は、富山県富山市で運行されている地域住民向けのコミュニティバスです。このバスは2000年代初頭に設立されたもので、地域の移動手段として重要な役割を果たしてきました。最初は富山商工会議所が創立120周年記念事業の一環として試験運行を開始し、その後、正式に運行がスタートしました。

運営と運行会社

当初、タウンマネージメント機関（TMO）である株式会社まちづくりとやまが運営を担当しており、富山地方鉄道に運行を委託していました。しかし、2019年の運営会社の再編成により、現在は株式会社富山市民プラザまちづくり事業部がこの業務を引き継ぎ、運行自体は依然として富山地方鉄道が担当しています。ここでの「まいどはや」という名称は、富山弁で「こんにちは」または「ごめんください」という意味を持ちます。

利用状況と運行ルート

2001年に中央ルートが設けられ、その後2002年に清水町ルートが追加されました。一時的に2007年度には利用者数が26万人に達しましたが、その後は減少傾向にあり、2020年度には新型コロナウイルスの影響もあり13万人まで減少しました。これを受けて、2021年からは運行ルートを見直し、両回りの1路線（全長11km）に変更されました。

現在の運行ルート

現在の運行は東・西の2つのルートで、両ルートは大部分で同じコースを循環運行しています。ただし、富山駅南口には乗り入れていません。各ルートの具体的な停留所名は次の通りです：

• - 東ルート（外回り）: 富山駅前（CiC東側） ⇔ 新桜町 ⇔ 東田地方 ⇔ 北新町・大阪屋ショップ前 ⇔ … など。
• - 西ルート（内回り）: 富山駅前 ⇔ 西町 ⇔ グランドプラザ前 ⇔ 越前町 ⇔ … など。

運賃と運行時間

運賃は、2021年4月1日より中学生以上は1乗車200円、子どもは100円に設定されています。運行は9時から19時の間で行われ、1時間につき2本（30分間隔）運行されます。また、IC乗車カード「ecomyca」を使うことが可能です。

車両の運用

運行に使用される車両は小型ノンステップバスで、中央ルートでは日野・レインボーHR、清水町ルートでは三菱ふそう・エアロミディが利用されています。2010年には一部便に電気バスも試験運行された経験があります。デザインは過去に雷鳥のイラストが使われていましたが、現在は青色を基調にしたデザインに変更されています。また、期間限定でハローキティをラッピングしたバスも運行されたことがあります。

まとめ

「まいどはや」は、富山市民にとって地域内の移動を助ける重要な交通手段であり、利便性の改善に向けた努力が続けられています。今後の運行も地域に寄り添った運営が期待されます。

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