まんが世界昔ばなし

まんが世界昔ばなし

「まんが世界昔ばなし」は、1976年10月7日から1979年3月28日までTBS系列で放送されたテレビアニメ作品です。この番組は、全127回のエピソードで構成されており、放送時間は当初毎週木曜日の19時から30分間、その後1978年4月からは水曜日の19時30分からに変更されました。各エピソードの長さは約12分で、通常は2本立てで放送されていました。

番組の内容

このアニメは、海外の民話や伝説を中心に、グリム[[童話]]やアンデルセン童話などの欧米の古典的な物語も取り上げていました。放送された作品の中には、通常の昔話とは異なり、児童文学や実際の著名人の伝記も含まれていました。

特に1977年の秋には、「そんごくう」というエピソードが放送され、「西遊記」の物語を前後編にわたり紹介しました。その時期には、同じく「飛べ!孫悟空」という人形劇の放送が迫っていたため、視聴者にとっても興味深い体験でした。

また、番組の後半では、1話完結のエピソードだけでなく、1つの物語に対して5から10回程度の続き物のエピソードも展開されるようになりました。このようにして、視聴者を引き込むストーリー展開が行われていたのです。

メディア展開

1987年6月にはTDKコアから全20巻のビデオ版が発売され、当時のビデオソフトとしては手頃な価格の1本2980円で販売されていました。このビデオ版は、発売から約1年半で販売数が約30万本に達しました。また、図書館や公共施設向けに、全話のDVDもリリースされています。

音楽とキャスト

音楽は伊部晴美が担当し、アニメの魅力を一層引き立てました。主なキャストとしては、宮城まり子が全エピソードに出演し、名古屋章が後期から参加しました。また、主題歌やエンディングテーマも多くの楽曲が作成され、特に「ウバ・ウバ・ウキャキャ」や「夢をみたの」といった曲が視聴者に親しまれました。

放送リスト

放送は日本各地のさまざまな放送局でも行われ、地方によって放送時間が異なることもありました。最も目立つのは、1978年11月時点での放送時間のリストで、各地の放送局がどの時間帯に放送していたかを示しています。たとえば、北海道放送や青森テレビ、福島テレビなどが挙げられます。

まとめ

「まんが世界昔ばなし」は、世界各地の物語をアニメーションという形で提供し、視聴者に多くの感動を与えた人気番組でした。今でも、その記憶は多くの人々に残っており、映像作品としての価値も高いものとされています。この作品を通じて、子どもたちだけでなく、大人たちもまた物語の魅力に触れる機会を得ることができました。

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