まんが広場

「まんが広場」は、かつて関東地方を中心に展開していた複合カフェチェーンです。漫画喫茶とインターネットカフェの機能を併せ持ち、一部店舗ではカラオケの「歌広場」と連携した「カラNET24」という形態でも展開していました。

概要

まんが広場は、関東地方と近畿地方に店舗を構えていました。関東地区ではクリアックスが運営し、近畿地区では東愛産業（現TOAI）が運営していました。店舗では、漫画や雑誌の閲覧、インターネットアクセスができるパソコンの利用、軽食や洋食の提供、オンラインゲーム、フリードリンクのドリンクバーなどが提供されていました。

特徴

まんが広場の大きな特徴は、店内に厨房設備を備え、軽食から洋食まで幅広いメニューを手頃な価格で提供していた点です。これにより、利用者は店内で食事を済ませることができ、利便性が高まっていました。また、飲食物の持ち込みは禁止されていたため、店内での飲食が必須でした。これは、競合の漫画喫茶チェーンであるマンボーやアプレシオと同様の形態でした。

サービス・設備

店舗によってサービス内容に一部差異はありましたが、主なサービスと設備は以下の通りです。

日本複合カフェ協会加盟
テレビゲーム機（PS2）とDVDソフトの導入（使用許諾を得て）
漫画、雑誌の閲覧
インターネットアクセスが可能なパソコン
軽食から洋食メニュー
オンラインゲーム
フリードリンクのドリンクバー

かつて存在した店舗

関東地区

東京都

池袋東口店（豊島区）：2009年11月閉店
南池袋店（豊島区）：2009年閉店
まんが広場ファイトマン（豊島区）：2011年2月閉店
カラNET24池袋西口公園前店（豊島区）：2012年に歌広場店舗に転換
北池袋店（豊島区）：2017年2月14日閉店
新宿歌舞伎町店（新宿区）：2009年閉店
渋谷店（渋谷区）：2011年閉店
カラNET24渋谷道玄坂店（渋谷区）：現 歌広場渋谷道玄坂店
六本木店（港区）：2009年9月閉店
蒲田店（大田区）：2009年閉店
カラNET24新宿三丁目店（新宿区）：2020年閉店、同年12月にカラオケルーム歌広場 新宿三丁目店に

埼玉県

熊谷店（熊谷市）

千葉県

本八幡店（市川市）：閉店済、歌広場との複合型店舗

近畿地区

近畿地区では、東愛産業（現TOAI）が運営していましたが、すべて閉店し、アットワンに一本化されました。後にアットワンはタイムスへ売却されました。

大阪府

京橋店（大阪市都島区）：2009年2月28日閉店（ジャンボカラオケ広場京橋3号店との複合店舗）
江坂駅前店（吹田市）：2009年5月31日閉店
十三本町店（大阪市淀川区）
東通堂山店（大阪市北区）

京都府

三条河原町店（京都市中京区）（ジャンボカラオケ広場三条河原町との複合店舗）

兵庫県

JR三宮店（神戸市中央区）：現在はアットワン三宮店


まんが広場は、複合カフェの先駆けとして、多くの利用者に親しまれてきましたが、時代の変化とともにその役割を終え、多くの店舗が閉店しました。しかし、その業態は後の複合カフェに大きな影響を与え、現在でもその名残を感じることができます。

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