めぐる季節

オフコースの「めぐる季節 / ランナウェイ」は、1976年10月5日にリリースされた9枚目のシングルです。両A面シングルとして、「めぐる季節」と「ランナウェイ」の2曲が収録されています。これらの楽曲は、アルバム『SONG IS LOVE』からの先行シングルとして発表され、アルバムにも同じバージョンが収録されています。

「めぐる季節」のレコーディングでは、プロデューサーの武藤敏史の要請により、当時ザ・ジャネットのメンバーであった松尾一彦がハーモニカで参加しました。松尾は、このシングルへの参加をきっかけに、アルバム『SONG IS LOVE』のレコーディングにも参加することになります。武藤は後に、「めぐる季節」がマックスファクターのCMソングとしてリバイバル使用されたことを振り返っています。

「ランナウェイ」は、後に歌詞が一部変更され、よりロック色の強いアレンジでライブ・アルバム『LIVE』に収録されました。さらにその後、鈴木康博が自身のアルバム『BeSide』でセルフカバーしています。鈴木は解説で、「『のがすなチャンスを』と共に派手なイメージがあって、ライブの見せ場的場面転換の曲としてよく使った。Aメロのリズムがイキ」と語っています。

シングル盤のジャケットデザインは、「風に吹かれて」までのアルバムおよびシングルで使用されていた“SONG IS LOVE”を組み合わせたロゴが初めて使用されたものです。ジャケット写真は、横浜ホテルニューグランドのレストランで撮影されました。このレストランは現在も営業しており、ジャケットに写っている窓も当時のまま残されています。

収録曲

SIDE A
めぐる季節 (MEGURU-KISETSU) - (3'55")
作詞・作曲：小田和正、編曲：オフ・コース

SIDE B
ランナウェイ (RUN AWAY) - (4'17")
作詞・作曲：鈴木康博、編曲：オフ・コース

レコーディング・メンバー

めぐる季節
小田和正 – リード・ボーカル、コーラス、エレクトリック・ピアノ、フルート、モーグ・シンセサイザー
鈴木康博 – ボーカル、コーラス、エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ガット・ギター、トライアングル
大間ジロー – ドラムス、タンバリン
小泉良司 – エレクトリック・ベース
松尾一彦 – ハーモニカ

ランナウェイ
鈴木康博 – リード・ボーカル、コーラス、エレクトリック・ギター、カバサ、木魚
小田和正 – ボーカル、コーラス、エレクトリック・ピアノ、アコースティック・ピアノ、モーグ・シンセサイザー
大間ジロー – ドラムス、カウベル、ボンゴ、シェーカー
小泉良司 – エレクトリック・ベース

スタッフ

プロデュース：武藤敏史、小田和正、鈴木康博

「めぐる季節」は、様々なアーティストによってカバーされています。

外部リンク

オフコース「めぐる季節 / ランナウェイ」 – Discography
めぐる季節 - Discogs

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