もう来る頃…

アルバム『もう来る頃…』の概要

シンガーソングライターのさだまさしが2012年6月13日にリリースしたアルバム『もう来る頃…』は、彼のソロ活動における37枚目のオリジナルアルバムであり、グレープ時代を含めると41枚目となる記念すべき作品です。このアルバムは、さだまさしのデビュー40周年を祝った特別なものとして位置づけられています。

前作以降にはシングルがリリースされていないため、本作に収められている曲はすべてが新たに制作されたものです。また、同日にリリースされた『大変なンすからもォ。』の「きだまきしとTake It All JAPAN」名義とともに、楽曲のクオリティや多様性が際立つ仕上がりとなっています。

ジャケットアートは、前作『予感』や『Sada City』のデザインを手がけたイラストレーターのおぐらひろかずが担当し、楽曲の内容がビジュアルでも表現されています。この作品は、オリコンの初登場9位を獲得し、前々作から2年ぶりのトップ10入りとなるなど、商業面でも成功を収めました。

収録曲の概要

このアルバムには以下の9曲が収められています。それぞれの曲は、さだまさしの多彩な音楽スタイルや、深いメッセージ性が反映されています。

1. もう来る頃…

アルバムのタイトルを務めるこの曲は、NHK『今夜も生でさだまさし』のオープニングテーマとしても使用されています。さだの信念が込められた心温まるメロディと歌詞が印象的です。

2. 空になる

この楽曲はNHK BSプレミアムの『にっぽん百名山』のテーマソングとして知られています。タイトルの読み方には注意が必要で、「からになる」ではなく「そらになる」となります。

3. 糸遊

さだが友人の岩崎宏美のために書いた曲で、後に彼女のシングルにも収録されました。深い絆を感じさせる楽曲で、特別な思いが詰まっています。

4. かすてぃら

この楽曲は、さだの小説『かすてぃら 僕と[[親父の一番長い日]]』に由来するもので、故郷や家族への愛情が見事に表現されています。

5. 題名のない愛の唄

松崎しげるのデビュー40周年記念アルバムに向けてさだが書いた曲で、シェトランド民謡に基づくメロディが特徴です。

6. TOKYO HARBOR LIGHT

この曲はパーカッション奏者の木村

もう一度検索