大変なンすからもォ。

大変なンすからもォ。

『大変なンすからもォ。』は、さだまさしが「きだまきしとTake It All JAPAN」名義で2012年6月13日にリリースしたオリジナル・アルバムです。この作品は、さだまさしのデビュー40周年を祝い、同時に発表された記念アルバム『もう来る頃…』と一緒に発売されました。

アルバムの概要

アルバムは、架空のラジオ番組としての設定を持っており、主に昭和時代に流行した歌謡曲のパロディソングやパロディCMが収録されています。リスナーとして楽しむことができるように、ラジオのジングルやテーマも『オールナイトニッポン』をはじめとした深夜ラジオ番組の要素を取り入れています。公式的にはさだまさしのオリジナルアルバムにはカウントされていませんが、その内容は非常にユニークで、ファンにとっては喜ばしい一枚です。

収録曲の一覧

1. ジングル
番組開始を告げるジングルで、番組の雰囲気を作る役割を果たしています。

2. トーク
番組内の会話によって進行される内容、さまざまなテーマについての楽しいトークが展開されます。

3. テーマ 「バター・ツイスト・サンド」 （演奏：ハンブン・アルバイトとヒマナブラス）
昭和の懐かしさを感じるパロディ曲で、親しまれた旋律を用いています。

4. 海といつまででも
葉山洋三（加山雄三）と干雲丹子（岩崎宏美）による歌で、パロディ化された内容です。

5. 北の方から-春かなり遠い〜ホタテのテーマ−
きだまきしの歌で、『北の国から』の名曲をうまく取り入れたものになっています。

6. CM「ジャマネットHAGATA ひまごちゃん篇」
人気のCMをユーモラスに表現したパロディ。

7. 北海大怪獣ナマラ
ザ・カシューナッツとドンファント島民有志によるパロディソングで、『モスラの歌』を彷彿とさせる内容になっています。

特徴と参加ミュージシャン

このアルバムには、さだまさしをはじめ、多くの音楽家たちが参加しており、各曲にそれぞれの個性が反映されています。ヴォーカルやギターにはさだまさしが、ピアノやキーボードには倉田信雄が、パーカッションには木村誠が担当しており、各曲に多様な音色が融合しています。特に、桑形平助（コロッケ）や加山雄三のパロディも加わり、ユーモラスで楽しい雰囲気を醸し出しています。

このように、『大変なンすからもォ。』は、ただの音楽アルバムに留まらず、懐かしさと新しさが共存する貴重な作品となっています。これまでのさだまさしのキャリアからも感じられる深い思いと楽しいエンターテイメント性が融合した、ファン必聴の一枚です。

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