やさしさにさようなら

オフコースの「やさしさにさようなら / 通りすぎた夜」は、1978年4月5日にリリースされた13枚目のシングルです。このシングルは、オフコースの音楽的な進化を示す重要な作品であり、今日でも多くのファンに愛されています。

楽曲解説

やさしさにさようなら: 小田和正によって作詞・作曲されたこの曲は、後に小田自身がセルフカバーしています。オリジナルのアレンジはオフコースが担当し、ストリングスアレンジも小田が手掛けました。切ない歌詞と美しいメロディが印象的で、別れと新たな始まりを感じさせる楽曲です。セルフカバーバージョンは、シングル「君との思い出」のカップリングやアルバム『LOOKING BACK』に収録されています。

通りすぎた夜: 鈴木康博が作詞・作曲したこの曲は、過ぎ去った時間への郷愁と、未来への希望が込められています。鈴木自身がリードボーカルを務め、オフコースのメンバー全員で演奏を担当しています。

両曲とも、オリジナルアルバムには未収録ですが、ベストアルバム『SELECTION 1973-78』に収録され、多くの人に親しまれています。

レコーディング・メンバー

「やさしさにさようなら」

小田和正: リードボーカル、コーラス、エレクトリックピアノ
鈴木康博: ボーカル、コーラス、エレクトリックギター
松尾一彦: アコースティックギター
清水仁: エレクトリックベース
大間ジロー: ドラムス、パーカッション
オフコース アーミー: ハンズクラッピング

「通りすぎた夜」

鈴木康博: リードボーカル、コーラス、エレクトリックギター
小田和正: ボーカル、コーラス、エレクトリックピアノ
松尾一彦: アコースティックギター
清水仁: エレクトリックベース
大間ジロー: ドラムス、パーカッション

レコーディング情報

「やさしさにさようなら」: 1978年2月7日～10日に東芝EMIスタジオで録音
「通りすぎた夜」: 1978年2月2日～5日に東芝EMIスタジオで録音

スタッフ

プロデュース: 武藤敏史、小田和正、鈴木康博

ジャケット裏面には、歌詞とともに「飛躍のオフコース、最高傑作アルバム」というコピーで、アルバム『JUNKTION』の紹介が掲載されています。このシングルは、オフコースの音楽的な転換期を示す作品としても重要であり、彼らの新たな方向性への挑戦を感じさせます。

「やさしさにさようなら / 通りすぎた夜」は、オフコースの歴史において重要な位置を占める作品であり、彼らの音楽的才能と創造性を強く感じさせる一枚です。

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