やしお観光バス

やしお観光バス株式会社

やしお観光バス株式会社は、栃木県那須塩原市三区町に本社を構える、貸切バスと乗合バスの運行を主な事業とする企業です。元々は東野交通から分離して設立され、一時期は東武グループの一員でした。その後、東野交通とともにみちのりホールディングスグループに参入し、最終的には東野交通との経営統合を経て、現在は関東自動車の傘下となっています。

沿革

1984年6月 - 東野交通から中型・小型の貸切バス計8台を引き継ぎ、やしお観光バス株式会社が設立されました。
1984年11月 - 国内旅行業の登録を完了し、事業の幅を広げました。
2006年1月 - 東野交通から県北地区の事業が移譲され、大型貸切バス5台が増車されました。
2006年10月 - 栃木県立南那須特別支援学校のスクールバス運行業務を受託し、地域社会への貢献を始めました。
2016年12月1日 - 親会社であった東野交通が東武グループを離れ、みちのりホールディングスグループに加入。これに伴い、やしお観光バスもみちのりグループの一員となりました。
2018年10月 - 東野交通が関東自動車と経営統合し解散。やしお観光バスは、存続会社である関東自動車の傘下に入りました。

コミュニティバス事業

やしお観光バスは、地域住民の足となるコミュニティバスの運行も受託していました。過去には以下の自治体で運行実績があります。

さくら市営バス（2013年4月より無期限休止中）
那須烏山市営バス
那須塩原市営バス
2015年9月30日まで - 湯宮線・鍋掛線
2015年10月1日より - 鍋掛線・黒磯外回り線・黒磯内回り線・那須高原病院線・黒磯線
2018年10月1日より - 黒磯線・黒磯南高校線
2020年10月1日より - 黒磯線（黒磯南高校線を統合）
2025年4月1日 関東自動車に移管
那珂川町コミュニティバス（2024年9月まで）

車両

車両に関しては、長年にわたり東野交通と同様に、日野自動車と三菱ふそうトラック・バス製の車両を導入しています。

貸切バスは、日野セレガを中心に、三菱ふそうローザや日野リエッセなどが使用されています。貸切バスの塗色は、当初は東野交通の観光バスカラーに文字を追加したデザインが採用されていました。その後、東野交通の観光バスカラーが東武グループカラーに変更されると、やしお観光バスの車両もそれに準じたカラーリングに変更されました。

路線バスは、那須塩原市営バスでは日野ポンチョ、那珂川町コミュニティバスでは三菱ふそう・エアロミディMJが使用されています。路線バスの塗色は、運行を受託する各コミュニティバスのカラーリングが採用されています。

車体に表記されるロゴマークは、東野交通の旧ロゴマークが流用されています。車体に表記される数字は、東野交通の「108」に対し、やしお観光バスでは「840」が使用されています。東野交通が新しいロゴマークを制定した後も、やしお観光バスのロゴマークは変更されていません。

関連項目

みちのりホールディングス
関東自動車 (栃木県)
東野交通グループ
東野交通
那須交通
東武グループ

外部リンク

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