ゆずえん

ゆずえん

『ゆずえん』は、人気デュオゆずの2枚目のオリジナルアルバムで、1999年10月14日にセーニャ・アンド・カンパニーからリリースされました。この作品は、ゆずにとって初のミリオンセラーを達成したアルバムであり、発売直後から注目を集め、初動売上は50万枚を超えるヒットとなりました。

本アルバムには、ゆずがリリースした最新のシングル5作に加え、フジテレビ系バラエティ番組『あいのり』の初代主題歌「始まりの場所」など、多彩な楽曲が収められています。この楽曲の収録により、ゆずの魅力がより多くのリスナーに伝わることとなり、彼らの人気を不動のものにしました。

収録曲

アルバムには以下の楽曲が収録されています。

1. えん - インストゥルメンタル曲で、北川がピアニカ、岩沢がギターを演奏しています。
2. 始まりの場所 - 『あいのり』の主題歌として多くの人に親しまれています。
3. サヨナラバス - 5thシングル。
4. センチメンタル - 6thシングル。
5. 方程式2 - 原曲が存在するが、「方程式」というタイトルの楽曲はこれ以降発表されていません。
6. いつか - 4thシングル。
7. オーバー
8. 傍観者 - イントロが短い特徴的な楽曲です。
9. 灰皿の上から - 後にベストアルバム『ゆずのね 1997-2007』で特に推奨される曲となりました。
10. からっぽ - 3rdシングル。
11. 未練歌 - 7thシングル「友達の唄」のカップリング曲。
12. 終わらない映画
13. 悲しみの傘 - 路上時代から歌われてきた楽曲で、歌詞が印象的です。
14. 友達の唄 - 7thシングル。

アルバムの特徴

このアルバムでは、各楽曲に対する個々の解釈や思いが表現されています。特に「灰皿の上から」は、岩沢自身が「普通アレルギーが始まっている」と語るなど、自身の芸術的な成長を示しています。また、2017年には、ゆずの20周年を記念したベストアルバム『YUZU 20th Anniversary ALL TIME BEST ALBUM ゆずイロハ 1997-2017』において、SEKAI NO OWARIと共演した音源が収録されるなど、新たな解釈やアレンジも注目を集めました。

演奏者

本アルバムでは、北川悠仁がボーカルを務め、アコースティックギターやピアニカ、タンバリンなど多彩な楽器を演奏しています。岩沢厚治も同様にボーカルやアコースティックギターのほか、ハープも披露しています。さらに、多くのセッションミュージシャンが参加しており、ドラムやベース、キーボード、ストリングスなど、豊かなサウンドを生み出しています。

『ゆずえん』は、ゆずの音楽の幅を広げた重要な作品であり、今もなお多くのファンに愛されています。

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