よーじや

よーじやの概要

よーじやは、京都を拠点とする、あぶらとり紙を主要商品とする日本の化粧品ブランドです。その歴史は1904年に遡り、創業当初は「國枝商店」として京都市の六角御幸町に誕生しました。後に新京極の花遊小路へ移転し、現在のブランド名「よーじや」に改名。これは、当時の主力商品であった歯ブラシが「楊枝」と呼ばれ、そのため「楊枝屋さん」として親しまれたことに由来しています。

商品ラインナップ

現在、よーじやは京都市を中心に展開しており、約320品目の化粧品や化粧雑貨、オリジナル美粧品を取り扱っています。特に、あぶらとり紙はその代名詞ともいえる代表的商品であり、多くの人に支持され続けている人気商品です。

戦後、一時期オリジナル化粧品の製造は途絶えていたものの、1993年に再び化粧雑貨の発売を開始。2000年には基礎化粧品の製造・販売も行われ、現在では幅広い商品群を展開しています。特に、商品のデザインには社長が直接関与し、朱色、黒、白の3色が基調となっています。この朱色は、よーじやの象徴的な色としての役割を果たしています。

よーじやカフェ

また、あぶらとり紙だけでなく、よーじやカフェも特徴的な取り組みです。京都府内や羽田空港第1ターミナルに店舗を構えており、看板の手鏡に映る女性をテーマにしたメニューが提供されています。2014年には、よーじやカフェ監修のもと、エースコックからインスタントの白味噌豆乳スープも発売され、さらなる人気を博しています。

改革とリブランディング

2020年、5代目の社長に就任した國枝昂氏は、新型コロナウイルスの影響で観光客による売り上げが激減した中、脱観光依存への方針転換を図りました。日常で使える製品の開発や、飲食事業の拡大を推進し、顧客のニーズに応える改革が進められています。そして、創業120年を迎える2024年にはロゴの変更に取り組み、2025年には新しいコーポレートロゴが発表される予定です。「京都発のライフスタイルブランドとして生まれ変わる」という理念のもと、手鏡のシルエットを用いた新たなブランドロゴと、女性をモチーフにしたキャラクター「よじこ」が制定されました。

販売店情報

よーじや製品は、以下の店舗で購入できます。

• - 祇園本店
• - 嵯峨野嵐山店
• - 清水産寧坂店
• - 清水店
• - 大丸京都店
• - 金閣寺店
• - 京都駅コーナー
• - 羽田空港店
• - 成田空港免税店
• - 関西国際空港免税店

これらの店舗で、長年にわたり愛され続ける製品を手に取ることができます。

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