らんらんバス (東海市)

らんらんバスの詳細

概要

らんらんバスは愛知県東海市が運営し、知多乗合（知多バス）に運行を委託しているコミュニティバスです。2002年秋から試験運行が始まり、2004年4月1日から正式に「らんらんバス」として市内で運行されています。このバスは、公共施設や駅、団地を結ぶ重要な交通手段であり、利便性の高い無料での利用が可能な小学生以下や障害者といった利用者も考慮されています。具体的には、一般の運賃は100円で、回数券も用意されていて12枚綴り1000円で販売されています。また、2023年4月からはmanacaやTOICAといった交通系ICカードにも対応しており、利便性が向上しました。

路線

初めて運行された時は循環路線1系統で、A循環とB循環の2つの逆向きルートが設定されていました。現在では、80か所以上のバス停を持ち、南北に広がる東海市全域をカバーしています。この路線は市内にある名鉄の主要な駅を経由しており、名和駅前や東海市役所、東海市民病院などが主な経由地点です。

2012年3月には太田川駅を拠点に北・中・南の3ルートに再編され、2つの循環として運行されています。この変更に伴って、1972年から運行されていた補助路線バスが廃止されたものの、乗り継ぎ券が1回まで無料で提供されています。全ての系統が太田川駅前で停車し、スムーズな乗り継ぎが可能となるようにダイヤも組まれています。名鉄線との乗り換えは八幡新田駅を除き、市内全駅で可能です。また、他のバス路線とも太田川駅や尾張横須賀駅などで接続されています。

車両

試験運行当初は中型路線バスが使用されていましたが、正式運行を開始する際には専用の7mクラスのノンステップバスが4台用意されました。中ルートが運行を開始した後、このバスに9m級の中型ノンステップバスが追加され、運行の多様性が増しました。

2015年からは、北ルートと南ルートで使用されているバスが日野・ポンチョに置き換えられ、さらに2023年10月には南ルート用にBYD社製の小型EVバス、BYD・J6が導入されました。各車両には東海市にちなんだキャラクターが描かれており、地域の魅力を感じさせます。何らかの理由で専用車両が使用できない場合には、知多乗合の一般路線車に特別なマスクをつけて運行されることもあります。

このように、らんらんバスは東海市民にとって欠かせない交通手段となっており、地域の発展に寄与しています。その利用促進のため、今後もさまざまなかたちでサービスの向上が期待されます。

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