アキル・バドゥー

アキル・ネオモン・バドゥー（Akil Neomon Baddoo）

アキル・ネオモン・バドゥーは、1998年8月16日生まれ、アメリカ合衆国メリーランド州シルバースプリング出身のプロ野球選手です。ポジションは外野手で、左投左打。MLBのデトロイト・タイガースに所属しています。

経歴

プロ入りとツインズ傘下時代

2016年のMLBドラフト2巡目（全体74位）でミネソタ・ツインズから指名され、プロ入りを果たしました。2017年までは、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズとエリザベストン・ツインズでプレーし、着実に力をつけていきました。

2018年には、A級シーダーラピッズ・カーネルズで113試合に出場。打率.243、11本塁打、40打点を記録し、長打力もアピールしました。

2019年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルで開幕を迎えましたが、29試合に出場した時点で左肘のトミー・ジョン手術を受け、残念ながらシーズンを終えることとなりました。リハビリを経て、復帰を目指すことになります。

2020年は、新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、実戦経験を積む機会を失いました。

タイガース時代

2020年12月10日、ルール・ファイブ・ドラフトでデトロイト・タイガースから指名を受け、新たなチームでMLBデビューを目指すことになりました。

2021年は、スプリングトレーニングで打率.325、5本塁打と好成績を残し、見事開幕ロースター入りを果たしました。4月4日のクリーブランド・インディアンス戦に「9番・左翼手」で先発出場し、メジャーデビュー。3回裏の第一打席で、アーロン・シバーレの初球を捉え、左越えソロ本塁打を放ちました。メジャー初打席での本塁打は球団史上9人目の快挙であり、初球を捉えたのは1948年のジョージ・ビコ以来、史上2人目という記録的なものでした。翌5日のツインズ戦では、9回裏にランディ・ドブナックから満塁本塁打を放ちました。デビューから2試合で2本塁打は球団史上初、9番打者としてはメジャー史上初の記録となりました。さらに6日の同カードでは、3-3で迎えた延長10回裏にハンセル・ロブレスからサヨナラ適時打を放ち、デビューから3試合で満塁本塁打を含む2本塁打とサヨナラ適時打を放ったのは、1900年以降ではメジャー史上初の快挙となりました。

2024年オフの12月10日にアレックス・カッブ獲得に伴う枠を空ける為にDFAとなりました。

人物

父親のジョンはガーナ、母親のアキラーはトリニダード・トバゴの出身であり、多様なルーツを持っています。

プレースタイル

俊足巧打で、将来を嘱望される若手外野手です。積極的なプレースタイルでチームに貢献します。

詳細情報

年度別打撃成績

（2024年度シーズン終了時）

年度別守備成績

（2024年度シーズン終了時）

背番号

60（2021年 - 2024年）

脚注

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 B

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
akilss (@AkilBaddoo) - X（旧Twitter）
Akil Baddoo (@AkilBaddoo) - Instagram

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