アクアスやいづ

アクアスやいづ（AQUAS YAIZU）

アクアスやいづは、静岡県焼津市鰯ヶ島に位置する市営の公共施設です。この施設は、駿河湾の海洋深層水を活用した海洋療法（タラソテラピー）を通じて、市民の健康増進を目的としています。温水プールや多様なフィットネス施設を備え、地域住民の健康をサポートしています。

歴史

アクアスやいづは2006年（平成18年）に開館しました。その後、2010年（平成22年）には、株式会社ブルーアースジャパンが指定管理者制度に基づき、施設の管理運営を担うこととなりました。

特色

駿河湾深層水の利用

アクアスやいづの最大の特徴は、駿河湾の海洋深層水を活用している点です。駿河湾は、最大水深2500メートルを誇る日本で最も深い湾であり、水深200メートル以深には豊富な海洋深層水が存在します。海洋深層水は、太陽光が届かない深海に存在するため、気候変動や人為的な影響、プランクトンの増殖といった影響をほとんど受けません。そのため、高栄養性、清浄性、低温安定性といった特性を常に保持しています。

これらの特性から、海洋深層水は水産、食品、医療など、様々な産業分野での利活用が期待されています。静岡県では「駿河湾深層水」として、県全体で深層水活用の研究に取り組んでいます。焼津漁港には、水深397メートルから深層水を汲み上げるための取水口が設置されています。

タラソテラピーへの応用

アクアスやいづでは、海洋深層水の特性をタラソテラピー（海洋療法）に応用しています。海洋深層水は真水に比べて体が温まりやすく、リラックス・リフレッシュ効果が高いとされています。施設内のプールでは、深層水を36-37℃に設定し、運動やエクササイズを提供しています。また、ジェットバスなども備え、深層水の効果を最大限に活用した健康増進プログラムを提供しています。

その他の施設

アクアスやいづには、深層水を利用したプールの他にも、トレーニングジムやスタジオなど、様々な運動施設が併設されています。専門のインストラクターによる指導も受けられ、体力向上や健康維持のための多様なプログラムが用意されています。

まとめ

アクアスやいづは、駿河湾の恵みである海洋深層水を活用し、市民の健康増進に貢献する施設です。タラソテラピーを通じて、心身のリフレッシュと健康維持をサポートしています。焼津市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

関連項目

深層水ミュージアム

外部リンク

公式ウェブサイト
* アクアスやいづ 焼津市

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