アクア広島センター街

アクア広島センター街

アクア広島センター街は、広島県広島市中区基町、紙屋町地区に位置するショッピングセンターです。1974年10月に「広島センター街」としてオープンし、同時にそごう広島店も開業しました。

概要

広島市の中心部、紙屋町交差点の一角に位置する広島センタービル内で展開されており、広島バスセンターのショッピングゾーンとしての役割も担っています。運営は株式会社広島バスセンターが行っています。建設当初の経緯から、土地は広島バスセンターが所有し、建物の大半はそごうが保有するという複雑な権利関係になっています。

通称は「アクア」で、この名称は2002年3月23日のリニューアル時に付けられました。リニューアル前は「広島センター街」という名称で、一般公募によって選ばれました。当時、テーマソングも存在していました。1973年3月の時点ですでに多数のテナントからの申し込みがあり、開店時にはその中から厳選された156店舗が入店しました。

2023年には、そごう広島店新館の閉館に伴い、アクア広島センター街の1階と2階にそごう広島店本館が拡張移転しました。

館内

建物は地上10階・地下3階建てですが、商業施設として使用されているのは1階、2階、4階から9階までです。3階は広島バスセンター、地下3階は従業員施設となっています。

現在のフロア構成は以下の通りです。

1階・2階: レディスファッション
4階: ライフスタイルグッズ&サービス
5階: ファッション&グッズ&サービス
6階: 書籍・文具
7階: グルメタウン
8階: クリニック&サービス
9階: クリニック&オフィス

以前は1階と2階に24店舗の衣料品、雑貨、化粧品店がありましたが、2023年2月19日に閉店し、改装後はそごう広島店本館の売り場として拡張されました。

6階にはオープン当初から紀伊國屋書店広島店が入居しており、長らく広島最大の書店として親しまれてきました。8階には広島市消費生活センターも入居しています。

そごう広島店本館とは各階で連絡通路で繋がっており、基町クレド（パセーラ・リーガロイヤルホテル広島）へは本館を経由して1階、3階、6階からアクセスできます。また、紙屋町シャレオとは地下1階の連絡通路、メルパルク広島とは3階の連絡通路で直結しています。

改装

2003年8月までは地下1階にも「名店食堂街」がありましたが、改装により閉鎖されました。かつて8階にはゲームコーナーがありましたが、2000年以降に撤去されています。また、1990年代初めまで電電公社（後のNTT）のショールームも設けられていました。

1986年3月14日には1階と2階を結ぶスパイラルエスカレーターが設置されましたが、そごう広島店の改装に伴い、2023年に撤去されました。

フロアマップの変遷

開店当初から現在に至るまで、フロア構成は時代とともに変化しています。

開店当初: 屋上にはスカイパーク、10階にはそごう名店食堂街がありました。
1998年頃: 9階は医療センターフロア・事務所、地下1階には名店食堂街がありました。
リニューアル時: 各フロアに「水のフロア」「花のフロア」などの呼称がつけられていましたが、現在では用いられていません。

現在のフロア構成は公式サイトで確認できます。

アクア広島センター街は、長年にわたり広島市民に親しまれてきたショッピングセンターであり、今後も広島の商業を支える重要な拠点として発展していくことが期待されます。

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