アクティブバイオ

競走馬アクティブバイオの生涯

アクティブバイオ(Active Bio)は、1997年5月24日生まれの競走馬である。馬名の由来は冠名「バイオ」に、躍動感あふれる様子を表す「アクティブ」を組み合わせたものだ。中長距離を得意とし、2000年のデビュー以降、数々のレースに挑戦した。

デビューは骨瘤のため遅れ、3歳春の2000年4月、福島競馬場でのレースから始まった。当初から中長距離路線を歩み、4歳時には初勝利を含む3勝を挙げた。重賞競走にも参戦したが、結果は着外に終わった。オープン競走に昇級後も安定した成績を残すことができず、入着が精一杯の状態が続いた。

転機となったのは2002年の日経賞制覇である。この勝利により重賞競走初優勝を果たし、若手騎手として注目を集めていた後藤浩輝騎手がしばらくの間騎乗を担当した。しかし、目黒記念で2着に入るなど好走を見せるものの、その後は思うような成績に恵まれず、2003年以降は騎手が交代することとなる。

重賞ウイナーとなったものの、成績は伸び悩んだ。そのため、陣営は障害競走への転向を検討するようになった。しかし、2003年11月に行われたアルゼンチン共和国杯で1年8ヶ月ぶりの勝利を収め、重賞2勝目を獲得。同年のジャパンカップではタップダンスシチーに大きく差をつけられたものの、2着から4着の馬とは僅差の5着と健闘し、障害転向は先送りとなった。

その後も精彩を欠くレースが続き、2004年の秋に念願の障害競走に転向した。2戦目で勝利を収めたものの、飛越技術に課題があり、3戦後には平地競走に復帰した。しかし、平地競走では勝ち星を挙げることはできず、2005年11月16日に現役を引退した。

引退後は阪神競馬場で乗馬となり、2008年3月からは同競馬場の誘導馬を務めた。誘導馬を引退した後は、三木ホースランドパークで乗馬として活躍。2017年からは鹿児島県のホーストラストに繋養され、静かに余生を過ごした。そして、2020年9月5日、23歳でその生涯を終えた。

アクティブバイオは、競走馬として華々しい活躍こそ少ないものの、日経賞、アルゼンチン共和国杯での重賞勝利は、その実力を証明している。また、引退後も誘導馬、乗馬として人々に貢献したその生涯は、多くの競馬ファンに記憶されているだろう。

アクティブバイオの血統表や競走成績の詳細については、netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Postなどのウェブサイトを参照してほしい。

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