アステラス製薬 健やかライフ

アステラス製薬 健やかライフ



アステラス製薬 健やかライフ』は、大阪朝日放送ラジオ(ABCラジオ)が企画・制作し、製薬会社であるアステラス製薬の一社提供でお届けしていた健康情報番組である。事前収録の形式が取られ、2001年4月より放送が開始された。

歴史



この番組の源流は、スポンサーが山之内製薬だった時期に放送されていた『山之内製薬 健やかライフ』に遡る。これは2001年4月から2005年3月まで放送されていた。山之内製薬藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬が設立された2005年4月1日以降、番組タイトルは現在の『アステラス製薬 健やかライフ』へと改められた。

放送形態の変遷



放送開始当初からその形態は変化している。2001年4月から2003年9月26日までの期間は、平日15時25分から15時35分までの10分間、独立した番組として放送されていた。しかし、2003年9月29日に平日午前の生ワイド番組『全力投球!!妹尾和夫です』がスタートしてからは、その番組内の一コーナーとして内包される形となり、放送時間もおよそ11時43分からの10分間へと変更された。内包化されたことにより、内包先番組のメインパーソナリティ(妹尾和夫、後に三代澤康司)が専門医へのインタビュアーとして番組本編に登場するスタイルが確立された。2009年7月6日からは、『全力投球!!妹尾和夫です』の後継番組である『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』に引き続き内包されて放送された。

番組内容



番組では、季節の変わり目や特定の疾病の流行予測などに応じて、病気や健康に関するテーマを毎週設定した。そのテーマに精通した専門医をスタジオに招き、月曜日から金曜日までの5日間にわたって、対象となる疾患に関する正確な知識や、治療・予防に役立つ具体的な情報を分かりやすく伝えることを主眼としていた。内包コーナーとなってからは、専門医への質問は内包先番組のメインパーソナリティが担当した。

ネット局



制作局であるABCラジオのほか、岡山県の山陽放送(RSK)でも時差ネットで放送されていた。ABCラジオが夏の全国高校野球選手権大会の中継により当番組の放送を休止する際には、山陽放送向けに『懐かしの歌謡コレクション』という代替番組が裏送りされた。山陽放送では2016年8月29日以降、『あもーれ!マッタリーノ』というローカルワイド番組内に内包される形で放送された。

イベント・ウェブ展開



通算放送回数が3000回を超えた2013年には、それを記念して「アステラス製薬 健やかライフ 病気を乗り越えて」と題した公開収録イベントが大阪で開催された。当時のインタビュアーであった三代澤康司と親交のある山田雅人、河内家菊水丸がゲストに迎えられ、イベントの様子は同年7月27日に特別番組として放送された。

2014年5月からは、『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』の公式サイト内に当番組の専用ページが開設された。同年5月19日以降に放送された回については、放送当日の午後から6ヶ月間限定で、番組音声がウェブサイト上で配信されるサービスも行われていた。

また、2015年以降の月曜日金曜日には、通常のCMとは異なり、三代澤康司のナレーションでアステラス製薬からのメッセージが伝えられる『120文字のアステラス』というコーナーが放送されていた。

出演者



内包コーナー化以降の主な出演者には、専門医へのインタビュアーとして、2009年7月6日から2017年3月31日まで朝日放送テレビアナウンサー三代澤康司が事前収録で出演した。番組の進行役として、タイトルコールや専門医の紹介などを担当したのは桜井ういよで、こちらも三代澤と同じ期間出演している。三代澤が不在の際には、堀江政生アナウンサーが代役を務めたことがある。

独立番組時代には、桂南光、立原啓裕といったタレントや、当時朝日放送テレビアナウンサーだった中浜葉月赤江珠緒加藤明子鳥木千鶴が出演した。

全力投球!!妹尾和夫です』に内包されていた時期には、メインの妹尾和夫のほか、同番組のアシスタントを務めていた高野あさお、熊本麻美、安井牧子金曜日の提供読み担当)が出演者に名を連ねた。

関連番組



アステラス製薬は、当番組と同様の趣旨でTBSラジオが制作した健康情報番組『アステラス製薬 明日も元気!』も提供していたが、こちらは2017年3月末に放送を終了している。

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