アトランチスの謎

アトランチスの謎

『アトランチスの謎』は、1986年にサンソフト（現：サン電子）が開発・発売したファミリーコンピュータ用横スクロールアクションゲームです。伝説の楽園アトランチスを舞台に、主人公ウィンがさらわれた師匠を救出するため、数々の困難に立ち向かいます。

ゲーム内容

ストーリー

南大西洋に突如隆起した島、アトランチス。かつて高度な文明を誇ったこの地は、悪の帝王ザヴィーラによって再びその姿を現しました。半人前の冒険家ウィンは、ザヴィーラに囚われた師匠を救うため、師匠が開発した小型爆弾「ボン」を手に、アトランチスへと旅立ちます。

システム

横スクロールアクションである本作は、左右にスクロール可能なフィールドを探索し、敵を倒しながら進んでいきます。各ゾーンに配置された扉を利用してワープし、最終ゾーンを目指します。ゾーンには時間制限があり、時間切れになるとミスになるため、迅速な行動が求められます。

特徴的なのは、その難易度の高さです。敵の配置やトラップが意地悪なものが多く、初見殺しの場面も少なくありません。また、特定の場所で爆弾を使用したり、穴に落ちたりすることで隠し通路が出現するなど、謎解き要素も含まれています。

アイテム

ゾーン内には、ウィンを助ける様々なアイテムが隠されています。これらのアイテムは、敵からの攻撃を防いだり、攻撃力を上げたりと、冒険を有利に進める効果があります。ただし、アイテムの効果はミスをすると失われてしまうため、慎重なプレイが必要です。

ゾーン間移動（自爆ワープ）

各ゾーンには複数の扉が存在し、ワープすることができます。閉じた扉は爆弾で破壊する必要があり、隠し扉も存在します。また、特定の場所で自爆することで、意図的に別のゾーンへワープすることも可能です。

宝箱

各ゾーンには宝箱が隠されており、取得すると得点が加算されます。高得点の宝箱はウィンの数を増やす効果もあります。

NAGOYA

20th ZONEには「KEYWORD-NAGOYA-」というメッセージが表示されたモアイ像があります。特定の回数爆弾を爆発させることで、隠された最終ゾーンへワープすることができます。

ブラックホール

42th ZONEは「ブラックホール」と呼ばれる即死ゾーンです。足場が一切なく、落下すると即ミスとなるため、入ってしまった時点でゲームオーバーが確定します。

キャラクター

ウィン: 本作の主人公。師匠を救うためアトランチスへ。
師匠: ウィンの師匠で爆弾「ボン」の開発者。ザヴィーラに囚われる。
* ザヴィーラ: 古代帝国の復活を企む悪の帝王。本作の最終ボス。

移植版

『アトランチスの謎』は、プレイステーション、Windows、Wii、ニンテンドー3DS、Wii Uなど、様々なプラットフォームに移植されています。移植版では、オリジナル版の雰囲気を再現しつつ、一部グラフィックの修正や難易度の調整が行われています。

評価

『アトランチスの謎』は、その難易度の高さから「クソゲー」と呼ばれることもありますが、独特なゲームシステムや世界観、隠された要素などが評価され、多くのファンを獲得しました。現在でも、レトロゲームとして愛され続けています。

アトランチスの“謎”

本作のタイトルである『アトランチスの謎』ですが、ゲーム中では特にその謎について語られることはありません。師匠を救出するという目的がメインであり、アトランチスの謎はあくまで背景として存在しています。

その他

本作には、ステージセレクトや無敵モードなどの裏技が存在します。これらの裏技を使用することで、より手軽にゲームを楽しむことができます。

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