アビサイル・ガルシア

アビサイル・アントニオ・ガルシア・ヤグアリン（Avisail Antonio García Yaguarin , 1991年6月12日 - ）は、ベネズエラ、アンソアテギ州出身のプロ野球選手。現在はMLBのマイアミ・マーリンズに所属し、外野手として活躍しています。右投右打で、愛称は「アビ（Avi）」として親しまれています。

デトロイト・タイガース時代

2007年、ガルシアは契約金20万ドルでデトロイト・タイガースと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2011年のシーズン後には、タイガースの40人枠に加えられ、将来を嘱望される存在となりました。2012年には、プレーオフのメンバー入りを見据え、9月のロースター拡大の直前にAA級エリー・シーウルブズからメジャー昇格を果たし、8月31日のシカゴ・ホワイトソックス戦でMLBデビュー。主に、対左投手用の右翼手や代打として起用され、ニューヨーク・ヤンキースとのALCSでは3本の適時打を放つなど、勝負強さを見せました。

シカゴ・ホワイトソックス時代

2013年7月30日、ガルシアは三角トレードでシカゴ・ホワイトソックスへ移籍。2014年3月1日には、ホワイトソックスと1年契約に合意しました。しかし、同年4月9日のコロラド・ロッキーズ戦で右翼の守備中に左肩を負傷。当初はシーズン中の復帰は絶望視されましたが、8月16日に見事復帰を果たしました。最終的に46試合に出場し、長打力を発揮する一方で、打率.244、44三振と、ミート面で課題を残しました。守備面では、DRS - 10と課題を残しました。

2015年には、レギュラーに定着し148試合に出場。打率.257、13本塁打、59打点を記録しましたが、三振の多さは改善されませんでした。守備面でもDRS - 11と、課題を残しました。2016年は、指名打者及び右翼で120試合に出場。打撃成績は前年とほぼ同程度でしたが、守備面では改善が見られました。

2017年には、MLBオールスターゲームに初選出。最終的に136試合に出場し、打率.330、18本塁打、80打点、5盗塁と好成績を記録しました。2018年11月30日、ノンテンダーFAとなりました。

タンパベイ・レイズ時代

2019年1月18日、タンパベイ・レイズと1年350万ドルの契約を結びました。オフの10月31日にFAとなっています。

ミルウォーキー・ブルワーズ時代

2019年12月17日、ミルウォーキー・ブルワーズと2年契約を締結。2021年オフの11月4日にオプションを破棄しFAとなりました。

マイアミ・マーリンズ時代

2021年12月1日、マイアミ・マーリンズと4年総額5300万ドルの契約を結びました。2026年はチームオプションとなり、バイアウトの際は500万ドルが支払われます。

プレースタイル

同じベネズエラ出身のミゲル・カブレラと比較されることが多いガルシアですが、選手としてのタイプは大きく異なります。カブレラほどの打力はないものの、高い身体能力を生かした5ツールプレイヤーとしての評価を得ています。特に、肩の強さには定評があります。

ガルシアは、MLBで長年にわたり活躍しているベテラン選手です。今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索